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この記事はストーリーのネタバレを含みます。
この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート2「雨に流される真相」です。
前回の解説はこちら↓
![](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/11/The-Truth-Lost-With-the-Rain-160x160.jpg)
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
目次 非表示
船にいるマルシラックと会話する
![](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/11/0c6bd154047560a8a0599e83e5e79a0f_5575378655653287661-1024x524.jpg)
long-standing:長い間
![Melus](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Melus.jpg)
Five years was nowhere near enough time to resolve this long-standing conflict, but once he passed away, all the danger would pass onto you.
(この長く続く争いを解決するには、五年では到底足りません。もしボスが病死すれば、お嬢様は危険に晒されることになります。)
この長年の葛藤を解決するには、5年では到底足りなかったが、彼が亡くなってしまえば、すべての危険はあなたに移ってしまう。
“long-standing“は「長年の」「以前からの」という意味です。
シーンによっては“longstanding”とも書き、「長い間、存在し続けている」というニュアンスがあります。
なぜ”standing”なのかは正確な情報はありませんでしたが、おそらくお店やビルなどが「長年建っている」ということから、こういった表現になったのかなと。
ナヴィアの父であるカーレスは珍しい病にかかり、5年の余命だったそうです。
scot-free:罪を免れる
![Paimon](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/08/d529407a7c7096e184d91a72301a476c_4442523386018185465.webp)
Right, so nobody would be able to get off scot-free…
(つまり、痛み分けってことか…)
そう、だから誰も罪を逃れられない……。
“scot-free”は「支払いや罪を逃れて」という意味。
“scot”というのはもともとは「料金、税金」を指す英語の古語だそうです。
“scot-free”自体は形容詞で、通常“get away (off)” や“escape”といった動詞とともに使れることが多いみたいです。
カーレスは娘のナヴィアに何かあったら重大な情報をバラすと言っていたそうです。
for the sake of:〜のために
![Melus](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Melus.jpg)
If Boss’ spirit could hear you telling me that you want to find the answer for the sake of everyone involved…
(事件に巻き込まれたすべての人が、受け入れられるような決着をつけたい——もし、それをボスが聞いていたら…)
もしボスの魂が、あなたが関係者全員のために答えを見つけたいと言っているのを聞いていたら……。
“for the sake of …”は「〜のために」という意味です。
同じ意味を表す“for ~”との違いとしては、“for the sake of …”の方が堅い言い回しで、普段会話で使用することはあまりないそうです。
また、“for the sake of …”は「利益がある」ことを強調するニュアンスで、利益が目的であることが多いです。
例:For the sake of myself, I need to study hard.
自分のために、一生懸命に勉強しなければなりません。
ナヴィアが事件解決に向けて調べていますが、その事件関係者全員が納得する終わらせ方を探っています。
こんな良い子に育ったことを天国のカーレスが知ったらと思うと…。
lived out:生き延びる
![Navia](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Navia.jpg)
Yeah, I suppose that’s true… With the way he’d set things up, if I had wanted, I could have just lived out my life without a care in the world.
(うん、そうかもね…パパの考えでは、あたしが望めば、不甲斐ないまま一生を過ごすことができた。)
ああ、そうだね…。彼のお膳立てのおかげで、私が望めば、私はただ心置きなく一生を終えることができた。
“live out”という表現は、「(決まった時期を)過ごす、生き延びる」という意味があります。
ここではこちらの意味ですね。
もう一つの意味として、「実現する・かなえる」というものがあり、“live out one’s dream”などの形で、夢を実現させることを表します。
live out a dream = make a dream come true
カーレスが死ぬ前にいろいろ準備してくれたおかげで、ナヴィアは普通に暮らすこともできました。
but to:~以外は
![Melus](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Melus.jpg)
I am the butler, after all. I live but to serve the Boss and Demoiselle’s will.
(はい、私はボスとお嬢様の執事ですから、お二人の意志は私の意志でもあります。)
私は執事です。私はボスとお嬢様の意志に仕えるためだけに生きている。
“but”は接続としての「しかし」という意味だけではありません。
- 接続詞:しかし
- 前置詞:〜を除いて
- 副詞:ほんの〜だけ
今回は前置詞の「~を除いて」という意味の“but”になります。
この”but”の後ろに「to 不定詞」を置いて“but to ~”とすることで、「~する以外ない」という意味になり、よく「have no choice but to ~」というようにイディオムとして使われたりします。
ここでは”have no choise”は省略されていますが、“but to serve”で「仕える他ない」=「仕えるために~している」となっているわけですね。
マルクラシックはカーレスからナヴィアのことを頼まれていますが、ナヴィアの執事でもあります。
二人の意志を立てるため、ナヴィアの意向は汲んでくれるみたいですね。
keep someone in the dark:〔秘密などを〕(人)に隠しておく
![Melus](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Melus.jpg)
When I announced orders to the organization’s members on Demoiselle’s behalf, I used to deliberately keep a few people in the dark, and observe the reactions of the Sinthe vendors.
(お嬢様の代わりに私が日々の指示を出す時、わざと一部の者を除くようにしてきました。そして、それに合わせて、私は「ロシ」の売人の動向を観察してきたのです。)
お嬢様の代理として組織のメンバーに命令を告げるとき、私はわざと何人かに内緒にして、ロシの売り子たちの反応を観察していた。
“keep someone in the dark“は直訳では「(人)を暗闇の中に置いておく」という意味になりますが、「〔秘密などを〕(人)に隠しておく」という意味になります。
(人)を暗闇の中に置き、見当がつかない状況においておくというイメージから、なんとなく想像はできますよね。
そのほかにも「見当がつかない、分からない」という意味もあります。
マルクラシックは棘薔薇の会にスパイがいないか調べるため、内容を一部のメンバーに隠しながら命令していたようですね。
narrow down:絞り込む
![Melus](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Melus.jpg)
After several rounds of testing and investigative tracing, I’ve narrowed the suspect list down to three people.
(それを繰り返して容疑者を狭めていき、手がかりに沿って調査したところ…この方法で容疑者を三人にまで絞りました。)
数回にわたる検査と追跡調査の結果、容疑者は3人に絞られた。
“narrow”は「狭める」、”down”は「下げる」という意味で、“narrow down”とすると「絞り込む」という意味になります
“narrow the list down to 3″(リストを3つに絞り込む)のように、「narrow A down to B」という形で使われることが多いです。
今回の文も、“narrowed the suspect list down to three people.”「容疑者リストを3人に絞り込んだ」と表現していますね。
マルクラシックは内容を一部のメンバーに隠しながら命令するというのを何回か繰り返し、容疑者を絞ったようです。
once and for all:これを最後に、これっきり
![Navia](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Navia.jpg)
I hope we can work together to uncover the truth, and end this case once and for all.
(さっ、真実を突き止めてやりましょ。あたしたちが協力すれば、このすべてに終止符が打てるはずよ。)
私たちが協力して真実を明らかにし、この事件にきっぱりと終止符を打てることを願っている。
“once and for all”には「これを最後に」「これっきり」「きっぱりと」という意味があります。
「長い間続いていたものにけりをつける」ということを強調する表現で、“finally”と同じようなニュアンスですね。
マルクラシックが容疑者を3名に絞ってくれて、これから彼らのことを調べます。
真相を突き詰めようとするにつれてあと戻りはできなくなるので、ここで覚悟を決めている感じですね。
Looking back on it:振り返ってみると
![Navia](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Navia.jpg)
Looking back on it, though, I now believe the most important clue was something we all overlooked at the time — there were pieces of clothing left at the scene.
(でも、当時はスルーしちゃってたけど、今になって思い返すと重要な手がかりがそこにはあった——リネの裁判同様、現場に残された服がね。)
しかし、今にして思えば、最も重要な手がかりは、私たち全員が当時見落としていたものだった。現場に衣服が残されていたことだ。
“looking back“で「思い起こせば」や「振り返ってみると」という意味になり、これだけでも十分伝わります。
振り返る内容をもう少し詳しく言いたいときは”looking back” + “前置詞 at/on/to” の形で表現できます。
具体的なモノには at、抽象的なモノには onや toという使い分けですね。
カーレスが情報の交換人だったジャックを殺したと思われる現場には、二人以外に衣服が残されていたようです。
on the right track:正しい道を歩んでいる、順調に進んでいる
![Navia](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Navia.jpg)
You’re right, we still don’t know what happened, but my intuition tells me that we’re on the right track to figuring it all out. I’m finally headed towards the truth…
(うん。未解決事件ではあるけど、今なら新たな進展を望めるはず。このまま一気に真実にたどり着けるって、あたしの直感がそう言ってるよ。)
あなたの言う通り、何が起こったのかまだわからない。でも、私の直感は、すべてを解明するための正しい道を歩んでいると告げている。ようやく真実に向かっている…。
“on the right track”で「順調に行っている」や「うまく行っている」という意味で、正しく順調に行っている場合によく使われる英語表現です。
“I’m on the right track”
(順調に行ってます。)
このように実際に順調に行っているときにもちろん使えますし、
“You’re on the right track.”
(方向性は間違ってないね。)
うまく行きそうというような将来の方向としてのニュアンスでも使えます。
人が水に溶けるという事実を知って、事件の真実に近づいていると確信しています。
get by:なんとかやっていく
![Navia](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/10/NPC_Navia.jpg)
Sinthe is still here, “Callas the Unfaithful” is still his epithet, and Spina di Rosula is barely getting by. Nothing has changed.
(「ロシ」も「不義のカーレス」も、虫の息になった「棘薔薇の会」だってそのまんま…何も変わってない。)
ロシはまだここにあるし、”不義のカーレス”はまだ彼の蔑称だし、棘薔薇の会はかろうじてなんとか生きている。何も変わっていない。
“get by”は2つの意味があります。
- そばをとおる
- (金銭的に)何とかやっていく / (物事を)うまくやり抜く
ここでは2つ目の意味である「(金銭的に)何とかやっていく / (物事を)うまくやり抜く」で使われていますね。
1つ目の意味の「うまく通り抜ける」というニュアンスから派生したと言われています。
ナヴィアの父親カーレスは、娘を危険にさらしたくないという思いから、いろいろと手をまわしていたことを彼女に打ち明けていませんでした。
それが幸か不幸か、今になって事件の真相を追及する1つの障害になっているので、ちょっと怒っています。
原神特有の英単語
![](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/06/08ae8ec4d7e2039fcaae217376890678_399610352261474712.png)
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Sinthe | ロシ | 原始胎海の水を希釈して作られた調合品。 短期的には多幸感をもたらしますが、長期的には飲酒者の集中力や感情のコントロール能力を失うなどの副作用を引き起こす薬物みたいなもの。 |
Florent | フローレント | 棘薔薇の会の参謀。マルクラシックからスパイ容疑をかけられている一人 |
Marcel | マーセル | カブリエール商会の会長。マルクラシックからスパイ容疑をかけられている一人 |
Confrerie of Cabriere | カブリエール商会 | ポワソン町にある地元の商会で、元々カーレスが支援していた。今は潤沢な資金により、都市部にまで手を拡げている。 |
Thierry | ティエリー | 棘薔薇の会とフォンテーヌ警察隊の公的な連絡窓口を担当している。マルクラシックからスパイ容疑をかけられている一人 |
Jacques | ジャック | ロシのビジネスに携わっていたが、のちにカーレスと情報交換するようになり、何者かに射殺された。 |
まとめ
魔神任務フォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート2「雨に流される真相」を解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです!
![](https://aspratou-blog.com/wp-content/uploads/2023/06/Genshin_Game-1-160x160.jpg)