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この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート1「昔日の微かな月明りのように」の続きです。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
棘薔薇の会のフォンテーヌ廷拠点に行く
thus far:今のところ
I’ve been keeping watch, Demoiselle. I haven’t spotted anyone suspicious thus far.
(ずっと周囲に目を配っていましたので、ご安心を。この道中、怪しい者は見かけませんでした。)
ずっと見張っていた、お嬢様。今のところ不審な人物は見当たりません。
“thus far”は「いまのところ」という意味で、”so far”と同じ訳となります。
ただ、”thus far”のほうがフォーマルで、”so far”の方が口語的ですね。とは言っても”so far”はビジネスシーンでもよく聞くので、そこまでカジュアルではないです。
棘薔薇の会の拠点に移動しているところですが、到着する前に尾行が付いていないか確認しています。
クロリンデに尾行されていたので警戒しているんでしょうね…。
Don’t let your guard down:油断しないように
Very good, but let’s not let our guard down for now.
(そう、ならよかった。でも、油断は禁物だからね。)
とても良いことだが、今は油断しないようにしよう。
“guard”は「防御」「防衛」という意味で、日本語でも「ガードが堅い」などど言いますよね。
この「ガード」(警戒)を緩めて、「気を許したり油断したりしてはいけない」、と相手に伝えるフレーズです。
ナヴィアの付き人の一人シルヴァが尾行はいなさそうだと伝えました。
しかし油断は禁物ということで警戒心を緩めていませんね。
マルシラックと会話する
run from:~から逃げ出す
No, I’ll explain it myself. I suppose I couldn’t run from this topic forever, and as partners, this is something I hope they can understand.
(ううん、今さらこの話から逃げるつもりはないから大丈夫。それに、相棒には知っておいてほしいことだし、あたしに話させて。)
いや、自分で説明するよ。いつまでもこの話題から逃げるわけにはいかないだろうし、パートナーとして、これは理解してもらいたいことなんだ。
有名な熟語で”run away”というものがあり、「逃げる」という意味で使われます。
“run”が「走る」という意味なので、「走って離れる」=「逃げる」とイメージはしやすい熟語でしょう。
“run away”を使うとき、何から逃げているのかを示すために”from”をよく使います。
今回は”run away from”の”away”が省略された形で、”run from”となっていますね。
棘薔薇会の拠点に着きましたが、思ったより華やかではないことに旅人たちは驚きを隠せません。
ナヴィアの父親が生きていた頃はもっと栄えていたみたいですが、彼が亡くなってしまった理由をこれからナヴィアが説明します。
set up:~を(罠に)ハメる
But I do not believe my father was a murderer. I’m sure he was set up…
(でも、あたしはパパが人を殺したなんて信じてない。この裏には、絶対に何かが隠されてると思う…)
でも、私は父が殺人犯だとは思っていません。きっとハメられたんだ…。
“set up”は「~を設定する」「~を立てる / 建てる」「(仕事・商売など)を始める」など、多くの意味があります。
それ以外にも「~を(罠に)ハメる」や「~を騙す」という意味の”set up”があります。
今回のように受け身系にして、「ハメられた」と表現することもできます。
ナヴィアの父親は友人を殺害した容疑をかけられ、決闘場で命を落としたそうです。
この顛末をナヴィアはハメられたと主張しています。
crop up:出現する
At the time, I believed that if he only stood trial and was duly investigated, something amiss would crop up and prove his innocence.
(当時、パパが審判を受けてさえいれば、公的な調査がされたのに…そうすれば、きっと証拠だって見つかって、その潔白を証明できたはず。)
当時私は、彼が裁判を受け、正当に調査されれば、何か不都合なことが明らかになり、彼の無実が証明されると信じていた。
“crop”と言えば、「作物」という意味ですね。
作物がひょこっと芽を出すように、「急に現れる」という意味で使うそうです。
ここでは「なにかの過ち」が急に現れて、カーレスの無実が証明されたかもしれないと言っています。
ナヴィアの父親は殺人の容疑をかけられましたが審判を拒否したそうです。
審判をやっていればきっと無実が証明されたかもしれません。
slip-up:へまをする、うっかり間違える
People love watching the evil turn over a new leaf, but they also enjoy watching good people fall into an abyss from one slip-up just as much.
(悪人が改心して正しい道に戻るのを見るのが好きだし、善人が道を踏み外して谷底に落ちるのを見るのも好き。)
人々は、悪が新たな道を切り開くのを見るのが好きだが、善良な人々が一度の失敗で奈落の底に落ちるのを見るのも同じくらい好きなのだ。
日本語でも”スリップする”というように、「滑って転ぶ、つまずく」から転じて「失敗する、へまをする」という意味になります。
ナヴィアの父親は善人でしたが、殺人容疑を一度かけられたときに、他の人は不思議に思わなかったそうです。
善人だった人が事件を起こしてしまうという、ドラマチックな展開を人は好む傾向にあるからと彼女は説明しています。
as good as:~も同然
Oh. Her? Well then, isn’t that as good as saying that she was the one who killed him?
(えっ?あいつが…じゃ、じゃあ…カーレスはクロリンデとの決闘で死んだってことか?)
ああ。彼女が?それなら、彼女が彼を殺したと言っているのと同じじゃないか?
「完全には同じではないが、同じと言ってしまっても大差ない」というニュアンスです。
有名なフレーズで”This is as good as it gets.“というのがあります。
これは、「最高にすばらしい」または「この程度が限界である」という、文脈によって2種類の意味になります。
カーレスが殺人容疑にかけられ、決闘をした相手はクロリンデでした。
つまり、カーレスを最終的に殺した相手は彼女だということですね。
quite a day:なかなかの日、大変な日
Thanks. You two should go and rest. This was quite a day, after all.
(うん…あんたたちは先に部屋に戻って休んでちょうだい。今日は本当に色々あったからね。)
ありがとう。君たち2人は休んだ方がいい。今日は大変な一日だった。
“quite a 〜”で「なかなかの」というニュアンスになります。
普通ではないことを言いたいときに使う表現で、今回のように”quait a day”で「なかなか(大変な)の日だった」と表現できます。
同じようなフレーズで”What a day”というのもあり、こちらも具体的には言っておらず、「なんて一日だ…」というニュアンスです。
ナヴィアと旅人が話終わり、ゆっくり休んでほしいと言っているところです。
フリーナとの審判対決や連続少女失踪事件の重要な手がかりとなることなどいろいろありましたからね…。
部屋に入って休む
take steps:対策を講じる
I suspect that those behind this have already taken steps to hinder an investigation from this angle — but that does prove that this Vacher person is a key witness in the incident.
(足がつかないように、黒幕が既に手を回したんでしょうね。でも逆にこれは、ヴァシェが重要な証人である裏付けにもなる。)
私は、この事件の背後にいる者たちは、すでにこの角度から捜査を妨害する手段を講じているのではないかと疑っている–しかし、このヴァシェという人物が事件の重要な目撃者であることの証明にはなる。
“steps”た「ステップ(段階)」のほかに「対策」という意味もあります。
“take steps”で「対策を講じる」という意味になり、同じような言い回しで”take measures to”という表現もあります。
昨晩ナヴィアは一睡もせずにヴァシェについて調べていたようですが、手がかりが全く見つからなかったそうです。
ただ、これが逆に怪しいという裏付けになります。
ray of hope:希望の光
No, there is one ray of hope, one place in Fontaine that they would find almost impossible to threaten, no matter how much they wanted to.
(いや、希望はまだある。彼らが手を回そうにも届かない場所があるからね…)
いや、希望の光がひとつだけある。フォンテーヌには、彼らがどんなに脅したくてもほとんど不可能な場所がひとつだけあるのだ。
“ray”は「光線、ビーム」と言う意味があり、『一筋の光』というイメージです。
ここに「希望」という意味の”hope”と掛け合わせて”ray of hope”とすると「希望の光」という意味になります。
“hope”の代わりに”sunshine”を使って、”a ray of sunshine” 『周りを明るく元気にする人』と表現もできます。
ヴァシェの手がかかりが裏工作で消されていたようですが、まだ打つ手はあるようです。
原神特有の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Callas the Unfaithful | 不義のカーレス | ナヴィアの父親であるカーレスが殺人罪で告発されたあと、人々が呼んだあだ名。 |
まとめ
魔神任務フォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート1「昔日の微かな月明りのように」を解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです。
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ
みなさまもゲームで英語学習をしてみてはいかがでしょうか。