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この記事はストーリーのネタバレを含みます。
この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート3「すべてが水に還る時」です。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
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歌劇場を出る
be looking to do:~しようと思っている
No, no, wait! I just wanted to ask Player something… I‘m not looking to run away, please, please just let me ask this one small thing…
いや、待ってくれ。私はただ旅人と少し話がしたいだけなんだ。決して逃げようとしているわけではない。頼む、頼むから少し時間をくれ…
直訳:いや、ちょっと待って!旅人に聞きたいことがあって…。逃げたいわけじゃないんだ、お願いだから、この小さなことだけでも……。
“be looking to do”は「〜しようと思っている」「〜しようとしている」という意味です。
ただ単に「〜したい」という気持ちだけではなく、「じっくり考えて~したい」「検討・計画して~したい」というニュアンスで使われることが多いです。
今回は否定形なので、「~しようとしているわけではない」となります。
「連続少女失踪事件」の真犯人としてマーセルが護衛たちに連れていかれる際、旅人たちを見つけて駆け寄ってきました。
Give him an inch and he’ll take a mile:少しでも譲るとつけ上がる
What, give you an inch, and you wanna take a mile? Do you think serial killers get to make requests like that?
…少し虫が良すぎないか?重罪を犯したというのに注文が多いぞ。
直訳:少しでも譲歩したらつけあがるんだろ?連続殺人犯にそんな要求が通ると思うか?
これは英語のことわざで、「少し譲ったりすると、相手はつけ上がってこちらの弱みにつけ込んでどんどん要求してくるぞ」という意味です。
直訳すると、『インチをあげたら、マイルを欲しがる。』となります。(1インチ=約2.54cm, 1マイル=約1.6km)
少しあげたらたくさん欲しがるみたいな感じで、相手が欲張りになってしまうぞということですね。
日本語で似たことわざに『庇を貸して母屋を取られる』というのがあるみたいですが、あんまり一般的ではない気がします。
マーセルは旅人に1つだけ質問することを許してもらったのに、今度は「ヴァシェ」の名前を聞いたとされるルキナの泉に連れて行ってくれと要求しています。
フォンテーヌ廷でぶらつく
bring home the bacon:生計を支える
Oho, now that I believe! I’m easy to work with, and always bring home the bacon; who wouldn’t treasure having a partner like me?
そっかそっか、その言葉信じるからね?まっ、あたしみたいに息がピッタリで、いつも勝利を呼んでくれる相棒なんて他にいないし!そりゃ、誰だって大事にしたくなるよね!
直訳:おぉ、それは信じられる!私は一緒に仕事をしやすく、いつも利益をもたらしてくれる。私のようなパートナーを持たない人はいないでしょう?
“Bring home the bacon”は「生計を支える」という意味で、働いて家にお金を持ち帰ることを指す英語表現です。
「成功する」や、あることを「成し遂げる」という意味でも使われます。
由来には諸説あるようで、昔は当時貴重であったベーコンがお祭りの商品として贈呈されたことがあったなど、“bacon”にはお金や富といった意味合いがあるようです。
そこから「生活の糧を家に持ち帰る・目標を達成する」という意味で使われるようになりました。
ナヴィアの父親の無実が証明され、「連続少女失踪事件」の真犯人が明らかになりひと段落です。
そのあと数日後に旅人たちとナヴィアが再会しました。
one after the other:次々に、交互に
Ugh, it’s just been one thing after the other. I’ve been making non-stop trips between Poisson and the Court since then…
はぁ、それがもう忙しくて忙しくて…あの審判が終わってから、ポワソン町とフォンテーヌ廷の間をずっと往復してるの…
直訳:うう、次から次へと大変だ。それ以来、ポワソンと宮廷をノンストップで往復しているんだ…。
“one after the other”は「交互に」や「次々に」という意味です。
今回は「次々に」という意味で使われており、どちらの意味かは文脈での判断になります。
ちなみに似たフレーズで”one after another”があり、こちらは「次々に」という意味でしか使われません。
例の審判が終わってからというもの、ナヴィアはとても忙しそうです。
all along:はじめからずっと
It’s been the dearest wish of Demoiselle all along.
ええ、これはお嬢様がずっと抱いていた願いでもあります。
直訳:お嬢様がずっと望んでいたことだ。
“All along”は「初めからずっと」という意味です。
あることが一定の期間の間続いている時に何か別のことが起きたことを言うときや、ある時が来るまではそのことに気づかずにいた時にも使われます。
カーレスの無実が証明されたことがナヴィアにとってずっと望んでいたことでした。
all over someone:こっぴどく叱る、言い寄る
Yeah, way back when I first became the president of the Spina di Rosula, she was all over me, wouldn’t take no for an answer…
うん、棘薔薇の会のボスに就任した時、しつこく質問されてさ。
直訳:ええ、私が初めて棘薔薇の会の会長になったとき、彼女は私にべったりで、ノーと言うことを聞かなかった……。
“all over”は意味誰かに対して人々が詰め寄るようなイメージの前置詞です。
“all over someone”となると様々な意味をもち、文脈からの判断となります。
- いちゃつく
- ガミガミ言う
- 詰め寄る
今回はジャーナリストであるシャルロットがナヴィアに対して質問をたくさんされたということなので「詰め寄る」という訳が正しいですね。
ナヴィアはシャルロットを昔から知っているようで、今回もカーレスの追悼式後に詰め寄られたみたいです。
ヌヴィレットと会話する
back then:当時は
That’s right! It was Lyney that told us back then, and that about covers all the main points.
そうそう、リネから教えてもらったんだ。大体そんな感じだったぞ。
直訳:その通りだ!あの時、私たちに教えてくれたのはリネだった。
「当時は」の言い方は”at the time” “in those days”というフレーズが有名ですが“back then”という表現も覚えておきましょう。
ヌヴィレットへいろんなことを質問できるシーンです。
ここではフォンテーヌで噂されている「予言」について彼の見解を聞いています。
reached a point:~のところまできた
Yes, up to the present, I think we reached a point where we have no choice but to confront this prophecy directly.
うむ、現状を鑑みるに、もはやこの予言は無視できないものになっていると私は思う。
直訳:そう、現在に至るまで、私たちはこの予言に直接対峙するしかないところまで来ていると思う。
“reached a point”で「~のところまできた」という意味で、「特定のポイントや何かのステージに達した」というイメージです。
単に「~というところまできた」というよりも、「いろいろと経てもうほぼ限界点まで来た」というニュアンスですね。
フォンテーヌで噂されている予言はもはや真実味を帯びてきています。
twin tricks:双子トリック
Based on Furina’s reaction, I doubt even she had any idea what was going on. She managed to bluff her way through it, though, with time-tested twin tricks of bravado and drama.
あの時のフリーナの反応から察するに、彼女も見当がついていないはずだ。でなければ、お得意の芝居で見栄を張る必要もないからな。
直訳:フリーナの反応を見る限り、彼女でさえ何が起こっているのかわからなかっただろう。でなければ彼女は、昔から定評のあるお芝居やハッタリの双子のトリックを駆使して、なんとか切り抜けようとしなかっただろう。
これはフレーズやイディオムではないですが、面白いと思ったので紹介します。
“twin tricks”は「双子のトリック」という意味で、よくマジックで見る人が瞬間移動したり早着替えしたりするときに使われる古典的なトリックです。
名前の通り双子で見た目が似ている人物を用意して、1人ではありえないことをやっているように錯覚させるトリックですね。
「諭示機」がなぜタルタリアを有罪と判決を下したのかを話しています。
「諭示機」は水神が作ったとされますが、なぜこのような判決をしたのかフリーナに問いただしたときに逃げるように去っていきましたよね。
no holds barred fight:制限なしの戦い
If you ask Paimon, the only compensation he’ll want is a no holds barred fight with you …
今のあいつが最も望んでる補償って、たぶんおまえと思いっきりケンカすることだとオイラは思うぞ…
直訳:パイモンに言わせれば、彼が望む唯一の代償は、あなたとの制限なしの戦いだ
“no holds barred“は「(レスリングで本来禁止されている)ホールドが禁止されていない状態」です。
そこから転じて「制限なしで」「無条件で」という意味になります。
戦うことだけでなく、ルールが無くてやりたい放題という意味でどんなことにも使えます。
No holds barred, you can write whatever you want for this gossip magazine.
このゴシップ雑誌は、書きたい放題です。
タルタリアが有罪と判決されましたが、もしこれが冤罪だった場合は最大限補償すると言っています。
おそらく彼の望みはヌヴィレットやクロリンデと思いっきり戦うことでしょう。
around the clock:ずっと休みなく
Crime and villainy do not have the day off, and so justice must work around the clock as well. This is merely the nature of a Justice’s work.
罪悪に休暇などないからな、正義も休む暇などないのだ。審判官というのは、そういった仕事だ。
直訳:犯罪や悪党に休みはない。だから正義も24時間体制で働かなければならない。これが正義の仕事の本質なのだ。
around(周り)+the clock(時計)で「時計の針がぐるっと一周する」となります。
ここから転じて「24時間ずっと絶え間なく」といったニュアンスとなり、「休みなくぶっ続けで」という意味になります。
カーレスのお墓参りに来ましたが、この後は「パレ·メルモニア」に戻って仕事するようです。
審判官はとても忙しそうですね。
原神特有の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Esmond | エズモンド | 犯人と判明したマーセルを連行していた護衛の一人 |
まとめ
魔神任務フォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート3「すべてが水に還る時」を解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです!
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ