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英語のスキルを向上させるため、モチベーション維持のためにTOEICを受験している人は多いと思います。
私のゴールは「言いたいことを英語でストレスなく喋れるようになること」です。
私はゴール達成のステップの1つとして、この前10年ぶりにTOEIC L&Rを受験してきましたので、その感想を共有します。
また、社会人として多忙な日常の中で、スピーキング試験が無いTOEIC L&Rになぜ取り組んでいるのかを紹介します。
- 英語学習者にTOEICをおすすめする理由
- TOEICの内容と受験した感想
- 資格試験を目標にすることの注意点
英語学習者にTOEICをおすすめする理由
英語力の指標になる
英語を学習している人は、英語を通じてあわよくばキャリアアップを狙っていると思います。
そのためには英語力が重要ですが、英語力は自分ではなく相手に判断してもらうものです。
相手に自分の英語力を判断してもらうためには何か数値化できるものがあると説得力があります。
これまで外資系企業で働いてきましたが、やはり英語力の評価はTOEICで判断するところが多いです。
外資系と言っても日本法人なので、結局は日本人になじみのある資格試験が一番わかりやすいです。
英語力の基礎を鍛えられる
TOEICは「リーディング」「リスニング」の2技能のテストです。
※TOEICにもライティングやスピーキングを受けられる試験もありますが、あまり一般的ではありません。
履歴書などによく書かれる「TOEIC〇〇点」はリーディング&リスニングのみのテスト結果が一般的です。
「ライティング」や「スピーキング」は英語力の基礎があって初めてできるものなので、まずは文法や単語の基礎を固めたいのであればTOEICはピッタリです。
他の英語試験と比べてレベルは高くないですし、TOEICで出てくる単語や会話はビジネスシーンが多いので勉強していて損はありません。
受験費用が安い
英語資格試験 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
TOEIC(Listening&Reading) | 7,810円 | L&Rのみ |
TOEIC(Writing&Speaking) | 10,450円 | W&Sのみ |
英検 | 9,800円(準1級) | 4技能すべて |
Versant | 8,800円 | W&Sのみ |
TOEFL | US$245(約32,800円) | 4技能すべて |
IELTS | 25,380円〜27,500円 | 4技能すべて |
有名な英語資格のテストの中で、TOEIC R&Lは一番安いです。
「リーディング」と「リスニング」しかないので当然かもしれませんが、この値段で自分の英語力をアピールできるなら安いものです。
TOEICの内容と受験した感想
試験当日の流れ
私は10年ぶりのTOEICでしたが、受験したことがあったのでなんとなく受験の流れは理解していました。
おおまかな当日の流れとしてはこのように進みます。
- 受付
- 試験の説明・音テスト
- 試験開始
- リスニング試験
- リーディング試験
- 問題用紙・解答用紙の回収
- 解散
受付
会場に到着すると、まず自分の受験番号がどこの教室・部屋なのかを確認します。
確認したら次にその部屋へ向かい、部屋の入口で受け付けをすることが多いです。
受付には受験票と免許証などの身分証明書が必要ですので、あらかじめ取り出しておきましょう
受験票には写真を張り付ける必要があるので前日までには必ず写真を張り付けておきましょう。
受付時間は45分間と長いですが、終了時間が近づくにつれて受付が混雑し始めるので、できれば受付終了時間30分前には到着しておくようにしましょう。
受付が終わったら着席し、解答用紙の裏面に受験番号や名前などの個人情報を記載します。
試験の説明・音テスト
受付終了時間になると試験の説明が行われます。
常識的なことを確認するだけですのでそこまで真剣に聞く必要はありませんが、受験時に机に出しておいていいものなどは聞いておきましょう。
10年前はNGだった「ペットボトル飲料」や「ティッシュ」なども試験中机の上に置いてOKでした。
説明の後にリスニング音声のテストを行います。
この時に音声が聞きにくいのであれば、遠慮なく試験官に伝えましょう。
リスニング試験
ここから実際の試験がようやくはじまります。
リスニング試験から始まり、大きく分けて4パターンです
- Part 1: 写真を正しく説明しているものを聞いて答えるもの
- Part 2: 質問や文章を聞いて、それに対する答えを選ぶもの
- Part 3: 会話形式の内容を聞いて、答えるもの
- Part 4: アナウンス等を聞いて質問に合った回答を選ぶもの
Part2とPart3は質問と回答があらかじめ印刷してあるので、問題のアナウンスが開始される前に目を通しておくことをおすすめします。
なお、以下のページからリスニングのサンプル問題を聞くことができます。
リーディング試験
リスニング試験が終わるとすぐにリーディング試験が始まります。
リーディング試験は大きく分けて3パターンです
- Part 5: 短い文の中に穴があり、適切な語句を穴埋めする問題
- Part 6: 少し長い文章の中に穴があり、適切な語句や文章を穴埋めする問題
- Part 7: 長い文章が用意されており、文章に対する問いや穴埋めをする問題
Part 7 は長文読解問題なので時間がかかります。
ここで時間をたくさん使うためにも、Part5,6でどれだけ早く問題を解けるかがカギになります。
問題用紙・解答用紙の回収
試験が終了すると”問題用紙”と”解答用紙”を回収しますので、問題用紙も持ち帰ることができません。
その後は試験結果の発表日などの説明があり、試験終了となります。
試験が終わった後のモチベーションに注意!
TOEICの場合、結果がでるまでに1か月以上かかります。
結果が出るまでの期間、次の目標をどうすれば良いかがわからず、勉強が迷子になってしまうことがよくあります。
資格試験の勉強だけをしていると、その試験が終わった後に燃え尽きてしまい、その後の勉強のやる気がなくなることはよくあります。
資格試験の勉強は良い目標にはなりますが、あくまでステップの1つに過ぎません。
それだけに固執しすぎず、自分が楽しみながら続けられる勉強方法を探してみましょう。
なお、こちらの記事で英語学習におけるモチベーションの考え方などを紹介しています。
まとめ:TOEICは英語力の基礎固めと英語力をアピールするために受験しよう!
TOEICは文法や単語を中学英語レベルから学びなおしたい人に最適です。
中学レベルの英語を完璧にすれば、少なくとも700点は取ることができるでしょう。
一方でそれ以上の高得点をめざすにはさらに英文を読むスピードや正確なリスニング力を求められ、そのスキルを習得するには時間がかかります。
TOEICのために英語を勉強するのではなく、あくまで英語学習の節目に受験して、今のレベルを可視化するという程度の心持ちで受験しましょう。