英検準1級に合格した勉強方法の紹介|社会人の英語学習

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英検の取得自体が最終目的ではないと思いますが、英語力を向上させるためや、モチベーション維持のために英検を受験している人は多いと思います。

私が英検準1級を3回目にしてやっと合格しましたので、今回は私が勉強した方法を紹介します。

今回は「S-CBT」ではなく「従来方式(ペーパーテスト)」で合格しました。
これらの違いやどちらがおすすめかなども紹介したいと思います。

英検準1級を勉強したことがある方ならわかると思いますが、2級と比べて準1級はレベルが格段にあがります。

「英検2級までは難なく合格できたのに、準1級の壁を越えられない…」という方はぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • おすすめの受験方式
  • 英検準1級の勉強方法
  • 資格試験を目標にすることの注意点

おすすめの受験方式

まず、英検には2つの受験方式があります。

受験方式特徴
従来型一次試験で3技能(リーディング、ライティング、リスニング)を判定し、通過した受験者のみ二次試験でスピーキングテストを実施する
S-CBTパソコン上で受験する方式で、一回の受験で4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を判定する

S-CBT

CBT(Computer Based Testing)とは、コンピュータ上で受験できる英検のことです

従来型とは異なり、4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を1日で測定します。

  • 試験日・場所を自分で選べる
  • 必ずスピーキングの試験を受けられる
  • リスニングがヘッドホンで聞けるので聞き漏らしが無い

など従来方式と比べてたくさんメリットがあります。

画面に向かってスピーキングすることに抵抗がある人以外は、基本的にこちらの受験方法がおすすめです。

ですが、従来方式を選択するべき理由もあります。

英検S-CBTのメリットとデメリットを紹介!|試験当日の流れも解説!

従来方式(ペーパーテスト)

昔からある受験スタイルで、4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を2日間に分けて受験する方式です。

連続した2日間というわけではなく、一次試験で3技能(リーディング、ライティング、リスニング)を判定し、通過した受験者のみ、別日で二次試験としてスピーキングテストを実施します。

ペーパーテストのメリットはこの“テストが2日に分かれる”という点です。

1次試験が通過後にスピーキングテストが受けられるということは、逆に言うと1次試験を通過するまでスピーキングの勉強は後回しで良いということになります。

その分他の分野に力を入れることができ、当日の試験時間も短くなるので集中力も持ちます。

基本的にS-CBTの方がメリットは多いですが、CBTを受けて一回落ちてしまった人はペーパーテストを検討してみるのがおすすめです。

英検準1級の勉強方法

単語

誤解を恐れずに言うと、英検は単語とライティングほぼすべてす。

TOEICのように文法を求める設問はなく、試験時間も普通に解けば余るぐらいの設問量です。

一方で単語のレベルは2級からグッとあがり、TOEICや日常英会話を勉強しただけでは出てこない単語もたくさんでます。

ですので、勉強は単語とライティングに一番力を入れましょう。

単語帳はなんでも良いですが、大事なのは1冊をほぼ完ぺき(理想は9割以上)にすることです。

私は単語帳では有名な『でる順パス単』を使用しました。

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単語の暗記は『Quizlet』というアプリを活用するのがおすすめです!

ライティング

先ほど言ったように、英検は単語とライティングの対策はものすごく大事です。

なぜかというと、ライティングの配点は1次試験の1/3を占めるからです。

つまり、ライティングだけで“リスニング全問”(リーディング全問)と同等の配分です。

しかもライティングは「書き出し」「結論」の書き方だけをテンプレート化して覚えれば、本文は良い回答ではなくも点数が取れます。

この”テンプレ”を覚えるのにおすすめの教材が『英検最短合格シリーズ』です。
「書き出し」と「結論」の書き方だけではなく、間違いやすい表現や本文を考える上でのTipsが盛りだくさんです。

リスニング

英検は単語のレベルが上がると言いましたが、その難しい単語がリスニングセクションにも出てきます。

とは言え、固有名詞など出てくる単語をすべて網羅するのは不可能に近いので、ある程度聞きながら予測していく力が必要になります。

正直これは普段からの英語学習の積み重ねなので、正直一朝一夕で聞き取れるようになるものではありません。

対策すれば良いというものではないので、個人的には英検ではリスニングが1次試験の鬼門だと思います。

ですが、少なくとも問題の形式に慣れておくという面では模試や問題集をやっておいた方が良いと思います。

リスニングについても私は『英検最短合格シリーズ』を使いました。
ただリスニングについては問題形式に慣れるという目的なので、どういったものでも良いと思います。

リーディング

私は英検においてはリーディングは対策は不要と考えています。

というのも、2級に合格していれば基礎的な文法は理解しているはずで、解答時間も十分余裕があるためです。

リーディングで点数が取れないのであれば、知らない単語ばかりで理解できないだけです。

つまり、基礎があれば単語を十分網羅していればリーディングもとれるようになります。

スピーキング

スピーキングの勉強については試験前2週間で足りると思います。

特に、従来方式(ペーパーテスト)を選択した方なら1次試験通過後、2~3週間あるのでその期間の対策で十分です。

従来方式なら1次試験通過前には勉強しなくて良いということですね。

スピーキングについては問題に慣れることと、数をこなすことが大事だと思うので、模試形式のテキストをおすすめします。

私は『二次試験完全予想模試』を使いました。
この書籍は12回分の模試が含まれていて、これらを完璧にすることで問題なく合格できました。

試験が終わった後のモチベーションに注意!

英検準1級に合格したら1級を目指すのも良いですし、今度は違う資格に挑戦してみるのも良いかもしれません。

残念ながら不合格だったとしても、どこが悪かったか分かるので、次回はそこに向けて勉強できます。

しかしながら、英検は結果がでるまでに1か月以上かかります。

結果が出るまでの期間、次にどう試験に向けて動くかが定まらず、勉強が迷子になってしまうことがよくあります。

資格試験のために英語を勉強していると、試験が終わった後に燃え尽きてしまい、その後の勉強のやる気がなくなることはよくあります。

資格試験の勉強は良い目標にはなりますが、あくまでステップの1つに過ぎません。

結果に固執しすぎず、自分が楽しみながら続けられる勉強方法を探してみましょう。

社会人の英語学習:楽しみ方とモチベーションの考え方|好きなことで英語を学ぶ

まとめ:英検準1級はとにかく単語!ライティングは対策必須!

英検準1級はパス単を9割以上頭に入れ、ライティングの対策をしっかりすれば合格できます。

逆に言うと、「リーディングで単語ではない部分でわからなくなる」や「リスニングが全く何言っているか理解できない」というレベルであれば基礎を見直すいい機会です。

その場合は英検ではなく、中学文法をやり直したり、もう少し易しいリスニング問題(TOEICなど)で勉強することをお勧めします。

英検は英語学習のステップの一つに過ぎません。あまり無理せず英語学習を継続していきましょう!

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