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英語のスキルを向上させるため、モチベーション維持のために英検を受験している人は多いと思います。
私のゴールは「言いたいことを英語でストレスなく喋れるようになること」です。
私も最終的なゴールのために、ステップの1つとして英検を受験しています。
今回、社会人として多忙な日常の中で、なぜ英語学習で英検に取り組んでいるのかを紹介します。
また、先日パソコンで受験する方式である「S-CBT」で実際に英検準1級にチャレンジしてきた感想も共有します。
- 英語学習者に英検をおすすめする理由
- 英検準1級の内容と受験した感想
- 資格試験を目標にすることの注意点
英語学習者に英検をおすすめする理由
目標を用意してモチベーションを維持するため
英語学習に限らず、何かを勉強するときは目的が重要です。
私の目的は「言いたいことを英語でストレスなく喋れるようになること」で、国際的な仕事をスムーズにしたいからです。
そのために一番重要なのは「スピーキング」ですが、スピーキングの勉強していも
- どれぐらいうまくなったのか
- 今自分はどこの段階なのか
など、自分ではなかなか判断がつきません。
そこで、試験を受けて自分の能力を数値化することで、現状の把握や目標を設定しやすくなります。
4技能をバランスよく伸ばせる
英検は「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」の4技能がすべて評価されます。
よく比較対象となるTOEICは「リーディング」「リスニング」のみで、私が一番強化したいと思っている「スピーキング」はありません。
※TOEICにもライティングやスピーキングを受けられる試験はありますが、あまり一般的ではありません。
履歴書などによく書かれる「TOEIC〇〇点」はリーディング&リスニングのみのテスト結果が一般的です。
受験費用が安い
英語資格試験 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
TOEIC(Listening&Reading) | 7,810円 | L&Rのみ |
TOEIC(Writing&Speaking) | 10,450円 | W&Sのみ |
英検 | 9,800円(準1級) | 4技能すべて |
Versant | 8,800円 | W&Sのみ |
TOEFL | US$245(約32,800円) | 4技能すべて |
IELTS | 25,380円〜27,500円 | 4技能すべて |
有名な英語資格のテストの中で、4技能すべてテストできる試験では英検が一番安いです。
日本で一番有名な「TOEIC」はテストとしては安いですが、リスニングとリーディングしかありません。
※ライティングとスピーキングをテストしてくれるTOEICテストも一応あります。
よく聞く「TOEICの点数が高いのに英語が喋れない」というのは、テストにスピーキングがないからですね。
そのほか、TOEFLやIELTSも4技能のテストを受けることができますが、一回の費用で2~3万ほどするので気軽には受けられません。
CBTで受験できるため、いつでも受けることができる
英検はCBT(Computer Based Testing)試験に対応しており、パソコン上で英検が受験できます。
毎週土日に開催しており、場所によっては平日でも受験することができます。
従来のようなペーパーテストでも受けることが可能ですが、CBTがあることで忙しい社会人でも日程を調整しやすいです。
こちらの記事でCBTの特徴を紹介しています。
英検準1級の内容と受験した感想
試験の流れ
私はこれまで準2級、2級とCBTで受験してきたので、なんとなく受験の流れは理解しています。
ですので、試験の受け方で特に戸惑うことなく、試験に集中できました。
もしCBTの流れを知りたい方はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
リーディング
英検のホームページを見てみると、英検準1級は「大学中級程度」とあります。
受験してまず思った感想は「今時の大学生はこんな難しい英単語を扱っているの!?」と思うほど難しかったです。
私は理工学系の大学だったため、英語にはあまり力を入れていない方の大学だったのもあるかもしれませんが、とにかく単語のレベルが高かったです。
英語学科の方や英語に力を入れている大学だったらそれぐらいなのかもしれません。
4技能の中ではリーディングが準2級から一気にレベルがあがったなという印象でした。
ライティング
ライティングでは、TOPICについて提示されているポイントを2つ以上使いながら120~150文字でエッセイを書きます。
ライティングの配点は1次試験の1/3を占める(つまり、これだけでリスニング全問と同等の配分)ので、必ず対策しておきましょう。
書き出しと結論の書き方をテンプレ化し、本文である理由付けを考えることに集中することをおすすめします。
私もフォーマットは覚えてきたので、あとは理由がうまく書けているかや、文法やスペルミスがないか祈るだけです。
リスニング
英検準1級のリスニングは大きく分けて3パターンです。
- 会話形式の内容を聞いて答えるもの
- 1分ぐらいのアカデミックな内容の説明文を聞いて、内容に関する2つの問いに答えるもの
- 前提条件を読み、アナウンス等を聞いて条件に合った回答を選ぶもの
個人的にはこの中で2つ目の「アカデミックな内容の説明文を聞いて、2つの問いに答えるもの」が一番難しいと感じました。
会話形式と違って難易度が高い単語がたくさんでてきますし、前提条件もないので聞いているときに何が質問されるか準備もできません。
また、質問が2つあるので、聞き取れたとしてもちゃんと内容を覚えているかということも難しいポイントです。
スピーキング(面接)
従来のようにペーパーテストで受ける場合、スピーキングのテストは1次試験(リーディング・リスニング・ライティング)が合格すると受けられます。
しかし、CBTで受ける場合、スピーキングも他の技能と一緒に受けることができます。
ただし、スピーキングだけが合格したとしても、次回免除にはなりません。
内容としては、こんな感じで四コマ漫画の絵が並んでおり、これを2分以内で英語で説明します。
その後、以下のような内容について4問質問されるので、英語で回答します。
- あなたがこの絵に登場する人物だった場合、何を思っているか
- このテーマに関連する社会的なトピックに関する質問
今回、私は1つの質問をうまく聞き取れなかったので、質問をなんとなく解釈して答えてしまいました…。
純粋な英会話力だけではなく、自分の意見をちゃんと持っているか、それをすぐに言語化できるかという能力が問われます。
試験が終わった後のモチベーションに注意!
試験に合格したら上の級を目指すのも良いですし、今度は違う資格に挑戦してみるのも良いかもしれません。
残念ながら不合格だったとしても、どこが悪かったかわかるので、次回はそこに向けて勉強できます。
しかしながら、英検の場合、結果がでるまでに1か月以上かかります。
結果が出るまでの期間、次にどう試験に向けて動くかが定まらず、勉強が迷子になってしまうことがよくあります。
資格試験の勉強だけをしていると、その試験が終わった後に燃え尽きてしまい、その後の勉強のやる気がなくなることはよくあります。
資格試験の勉強は良い目標にはなりますが、あくまでステップの1つに過ぎません。
それだけに固執しすぎず、自分が楽しみながら続けられる勉強方法を探してみましょう。
なお、こちらの記事で英語学習におけるモチベーションの考え方などを紹介しています。