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この記事はストーリーのネタバレを含みます。
この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート3「すべてが水に還る時」です。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
目次 非表示
歌劇場に戻って証拠を提出する
in the nick of time:ぎりぎり間に合って
As expected of my partner! I just knew you’d return in the nick of time!
さすがあたしの相棒!タイミングばっちし!
直訳:さすが相棒!間一髪で戻ってくると思っていたよ!
“in the nick of time”は「ぎりぎりになってから」「手遅れになる寸前に」という意味です。
昔は時間を刻む単位として“nick”が使われていたそうで、そこから”just in the nick of time”=「ギリギリで間に合う」という言葉が生まれたそうです。
ナヴィアがマーセルに「ヴァシェ」という名前を出したときに、ちょうど旅人たちが歌劇場に到着しました。
see things through:やり遂げる
Or our determination to see things through.
それに我々の決意もな。
直訳:あるいは、物事をやり遂げるという決意も。
“see something through”=「(難しい事を)やり遂げる」
この“see through”は「全てを見通す」「最初から最後まで通して見る」という意味で、そこから“see something through”は「何かの最初から最後までを見通す」=「やり遂げる」というイメージです。
衣服用の透ける素材をシースルー(see through)と言いますよね。
特に、大変な事や困難な事を「最後までやり切る」という意味で使われることが多いようです。
旅人たちが歌劇場に到着し、マーセルが過去「ヴァシェ」という名前で少女たちを実験していたという事実と証拠を突きつけました。
on pins and needles:不安になりながらそれを待つ
I spent my entire life living on pins and needles, only to get stabbed by his idiot daughter at the very end, ha, haha, hahahaha!
一生をかけて、こんなにも用心深くやってきたというのに…あいつのバカ娘にトドメを刺されるとは…ははっ、あははははっ——!
直訳:不安になりながら日々を過ごしてきたのに、最後の最後に彼のバカ娘に刺されるなんて、ハハハ、ハハハ!
“on pins and needles“は「何かが起ころうとしている時に、不安になりながらそれを待つ」という意味です。
何かが起こることはほぼ間違いないのですが、それが良いものでも悪いものでも、期待や不安が入り混じって居ても立ってもいられない、ソワソワしている状態です。
ちなみに“pins and needles“だけだと「チクチクするような痛み」という意味で、こちらは精神的ではなく感覚の話です。
これまで用心深く実験等をやってきたのに、憎んでいたカーレスの娘(ナヴィア)に最後はしてやられました。
at the helm:指揮をとって
See, Papa? Spina di Rosula’s still doing well with me at the helm…
パパ…棘薔薇の会はあたしが引き継いでからも、ちゃんとやっていけてるよ…
直訳:ほら、パパ?薔薇棘の会は私が指揮を執ってもまだうまくいっているんだ…
“helm”は名詞の場合「船の舵」を意味し、組織などの「指揮」「舵取り」を意味することもあります。
従って、“at the helm”は「舵を取って」「指揮を取って」などの意味で使われる語句です。
「連続少女失踪事件」の犯人を解き明かし、ついにカーレスの無実が証明されました。
薔薇棘の会を父親から引き継いだナヴィアは、父親無しでもやっていけることの証明もできたようですね。
if you’ll excuse me:お先に失礼
Since it’s been such a great show, I’ll just let the false accusations against me slide. Either way, I’ve still got some business to attend to, so if you’ll excuse me…
こんな見事な劇を見せてもらえたんだ、冤罪で捕まえたことは不問にしよう。こっちはまだ用事があるんでね、お先に失礼させてもらうよ…
直訳:これだけ素晴らしいショーだったから、私に対する冤罪は見逃すことにしよう。いずれにせよ、私はまだ仕事が残っているので、お先に失礼して…
“excuse”は、「誰かが出ていくのを許可する」という意味です。
そのため、“if you’ll excuse me”は「もしあなたがわたしが出ていくのを許可してくれるのならば」→「失礼します」となります。
「申し訳ないけれど、この辺で失礼させてください」というニュアンスに近く、会話を途中で切り上げたりその場を離れたい時、やんわりとその旨を伝えるフレーズです。
後ろには”I have to ~”などの理由を付けるセンテンスが続くことが多いですね。
「連続少女失踪事件」の犯人として告発されていたタルタリアは真犯人が判明したことで無実が証明されました。
side characters:脇役
Ah c’mon, is this really necessary? Haven’t you already caught the real criminal? Isn’t it time for side characters like me to exit stage left?
おいおい、まだそんなことをする必要があるのかい?犯人も捕まったことだし、俺みたいな脇役はもう退場する時間だと思うけど?
直訳:おいおい、本当に必要なのか?真犯人はもう捕まえたんでしょ?私のような脇役はそろそろ退場してもらおうか?
“Side character”は「脇役」という意味で、”Supporting character”と表現されることもあります。
ちなみに、さまざまな登場人物(Characters)の英語での言い方はこんな感じです。
- 主人公:Main Character, Lead Character, Protagonist
- 悪役:Villan, Antagonist
- 脇役、モブキャラ:Side character, Supporting character
- 黒幕:Mastermind
- 真犯人:true culprit
フォンテーヌ編はある意味「ドラマ」なので、これらの単語がストーリー上でもよく登場していますね。
タルタリアが無罪と証明されたにも関わらず、審判の工程として裁定を行う必要があるとしてヌヴィレットは彼をまだ解放してくれません。
take into custody:身柄を拘束する
Gardes, please take the suspect into custody per court protocol.
警察隊、既定の手順に則り、任務を遂行せよ。
直訳:護衛たち、裁判所の規定に従って容疑者を拘束してください。
“custody”は「保護」「親権」「拘束」といった意味で使われ、『何かを安全にkeepする』というイメージの言葉です。
“take into custody”とすることで「身柄を拘束する」となり、“detain”と同じような意味です。
「諭示機」が示したタルタリアの判決は”有罪”でした。
真犯人が捕まり、タルタリアがこのケースに関わっていないはずなのに、なぜ「諭示機」は有罪判決を出したのでしょうか。
ヌヴィレットに現状を聞く
having said that:そうは言っても
…Now, having said that, although I hate to leave things hanging in suspense, it is now time for this performance to end. As the lead actress, I shall be the first to take my leave. Toodle-oo~
…さて、謎が残されて気になるところだろうけど、今日のショーはここで一区切りといこう。最初に退廷するのはもちろん、主演であるこの僕だ——それでは、また会おう!
直訳:…さて、そうはいっても、サスペンスのままにしておくのは嫌なのだが、そろそろこの公演も終わりにしよう。主演女優として、最初に退場させていただきます。トゥードゥルー
“having said that“は「とはいえ」「そうは言っても」という意味です。
類似表現に“Be that as it may“というのがあり、インターネット上では頭文字を取って“BTAIM“と訳されることもあります。
「諭示機」は水神が作ったとされています。
その「諭示機」が予想とは異なる判決を下したので、水神であるフリーナに注目が集まりました。
put stock in:~を信用する
Er… So you’re saying we shouldn’t put much stock in what she just said?
えーっと…つまり、さっきの水神の話は真に受ける必要ないんだよな?
直訳:つまり、彼女の言葉をあまり信用すべきではないということですか?
“put stock in”を無理やり直訳すると、「言ったことや行ったことに株をつけ、それを高く評価する」という感じです。
つまり、「言ったことや行ったことを信用する」という意味として使われています。
ここでは否定文になっているので、「~を信用しない」という訳になっていますね。
「諭示機」が下した判決について、それらしい言葉を並べて去ってしまいました。
ヌヴィレットは彼女が逃げたと表現しています。
pull the rug out from under:(人)への助けを急にやめる
Way to pull the rug out from under her…
彼女の面子を問答無用でズタズタにするね…
直訳:彼女への助けを急にやめるね…。
“rug”は日本語でも「ラグ」というように「絨毯」「敷物」を意味します。
“pull the rug out from under“を直訳すると「〜の下から敷物を引っ張る」となります。
下から敷物を引っ張ると、当然敷物に立っている人は、突然足元をすくわれて倒れて怪我をすることになりますよね。
この状況から比喩的に「急に(人)への助けをやめる」というフレーズになります。
フリーナは状況がよくわかっていませんでしたが、面子を保つためにそれらしいセリフを吐いて去っていきました。
その様子をヌヴィレットはフリーナが逃げたと言って面子を壊しています。
take your word for it:~を信じる
Alright… Even though we feel pretty badly for him, we’ll take your word for it for now.
おう、タルタリヤのやつが少しかわいそうだけど、一応信じてやるぞ。
直訳:よし… 彼にはかなり同情するけれど、今はあなたの言葉を信じよう。
“word” には「約束」という意味があり、直訳すると「あなたの約束を受け取ります」となります。
I’ll take your word for it.(=あなたを信じます)
反対に、“take” ではなく ”give” を使うことで”give you my word”(=約束します)というように、誰かに何かを約束する時に使う表現になります。
タルタリアが有罪と判決を受けて連れていかれましたが、もし冤罪ならヌヴェレットも協力してくれるそうです。
まとめ
魔神任務フォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート3「すべてが水に還る時」を解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです!
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ