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この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「白露と黒潮の序詩」パート2「霧雨に眷恋される街」の続きです。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
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マジックショーを観る
no matter what:何が~しようとも
You don’t need to do anything. But no matter what strange things may happen, don’t come out of the box.
(あなたは何もしなくて大丈夫です。途中で何か不思議な感覚になったとしても、絶対に出てこないで。)
何もする必要はない。でも、どんな変なことが起こっても、箱から出てこないで。
「たとえ何があっても」という意味の”no matter what”は、「たとえ困難があっても、絶対にやる」ということを強調して使われるのが特徴です。
「no matte~」から始まる類似表現は他にもいくつかあります。
- no matter how:どんなに~しても
- no matter when:いつ~しても
- no matter who:たとえ誰が~しようと
- no matter where:どこにいようと
リネがこれからBOXの中身を入れ替えマジックをしようとしているシーンです。
片方にランダムで選んだお客さんを入れるところですが、そのお客さんにどんなことがあっても箱から出てこないでくれと言っています。
pitch-black:真っ黒
I won’t be able to see anything in the pitch-black box, so I’ll be relying on your voices to know when time is up.
(暗い箱の中では何も見えませんから、皆さんの声だけが頼りです。)
真っ暗な箱の中では何も見えないので、時間切れは皆さんの声が頼りです。
この場合の”pitch”は、屋根や船の防水加工に使用された石油・石炭由来の真っ黒で粘弾性のある物質のことを指すようです。
そこから、”pitch-black”は「真っ暗」とか「真っ黒」という意味となります。
これからBOXの中にリネが入りますが、箱の中は真っ暗でなにも見えないみたいです。
in a tough spot:困る
Oh, and no tricks now. If you quickly count from sixty in just thirty seconds, then I’ll be in a tough spot.
(あ、イジワルはなしですよ?三十秒で六十回を数えきってしまわれては、僕も困っちゃいますから。)
ああ、今はトリックはなし。30秒ですぐに60を数えたら、私は困ってしまう。
“in a tough spot”で「困難な状況にいる」という意味になります。
ここでは “I’ll be~”としているので、「~の状態になる」となり、 “I’ll be in a tough spot.”「困ってしまう」となります。
お客さんに60秒をカウントしてもらいますが、60のカウントを30秒でカウントされたら困ってしまうと言っています。
as it is:そのまま
I’m counting in my head. I think things are exciting enough in here as it is.
(私は心の中で数えよう。観客の音量はすでに十分だからな。)
頭の中で数えてるんだ。今のままでも十分エキサイティングだと思う。
as it isが文中・文尾で使われる場合、「そのままで、今のままで」という意味になります。
文頭にあると「実際のところ」という訳となり、仮定していてた状況をうけて「でも実際は~」という使い方が多いです。
60秒のカウントダウンが始まり、観客やパイモンが楽しそうにカウントダウンします。
パイモンからカウントダウンしないの?と聞かれ、今のままでも観客がカウントしてくれているので十分と答えています。クールですねー。
be alarmed:不安になる
No need to be alarmed, you two. We’ll get to the bottom of this soon enough.
(君たちも慌てなくていい。何が起こったのかはすぐ把握できるだろう。)
不安になる必要はない。すぐに真相がわかるだろう。
“alarmed”は、「恐れさせる、不安を感じさせる」という意味です。
これが“be alarmed”となると「不安を感じる」という意味になり、ここでは否定形なので「不安を感じなくてもいい」となっています。
マジックに使っていたボックスがステージの上から落ちてきて、マジックショーは中止になります。
ヌヴィレットが場を仕切り、旅人たちにも不安にならないように言っています。
pronounced dead:死亡した
Unfortunately, the person who was in the magic box has been pronounced dead. His name was Cowell, one of the assistants in Lyney’s magic troupe.
(不幸なことに、マジックボックスにいた人はすでに息を引き取っていた。死者の名はコーウェル…リネ魔術団のアシスタントの一人だ。)
残念なことに、マジックボックスの中にいた人物は死亡が確認された。彼の名前はコーウェル、リネのマジック劇団のアシスタントの一人だった。
“dead” は形容詞で「死んだ」、”pronounce” は「発音する」、「 宣告する 」という意味があります。
“pronounced dead”は直訳だと「死亡が宣告された」となりますが、単に「死亡した」と訳されることが多いです。
ちなみに、”declared dead”も同じ意味です。
ボックスがステージ上に落ちてきて、中にいた人は息をひきとっていたそうです。
マジック中に事故が起きてしまって現場は慌ただしいです。
As of now:今のところ
As of now, we are still not sure why we found Cowell in the box rather than the guest from the audience.
(なぜ箱の中にいたのが、選ばれた観客でなくコーウェルだったのかについては、まだ原因を突き止められていない。)
今のところ、なぜ観客のゲストではなくコーウェルが箱の中に入っていたのかはまだわからない。
”as of now”は直近の出来事を強調する『今のところ』を表す英語フレーズで、『現時点では・現在のところ』とよく訳されます。
『今のところ』をあらわす表現は他にも、
- so far
- for now
などがあります。
ボックスマジックは観客の1人とリネが入れ替わるマジックでした。
事故でボックスがステージに落ちてきましたが、中身は観客ではなくアシスタントのコーウェルだったので今のところは謎です…。
pull off:うまくやる、成功する
And to pull it off like this…
(まさかこんなタイミングで…)
しかもこのようにやり遂げるとは…
“引っ張る”という意味の「 pull」 ですが、“pull off”で「困難なことを成し遂げる」という意味になります。
ここで使われているように、”pull it off”ということが多いです。
「君なら何とかやってのけることが出来ると思うよ」と相手を励ますときに使います。
フォンテーヌでは「連続少女失踪事件」が発生していますが、この事件もそれに似た特徴です。
この事件がこんなタイミングで起こるなんて…
Now that I think about it:今にして思えば
Now that I think about it, that whole speech about magicians making things disappear was nothing more than a provocation, a bald-faced challenge!
(今にして思えば、前置きの「有から無へ、無から有へ」は一種の挑発だったわけか。)
今にして思えば、マジシャンが物を消すというあのスピーチは、挑発以外の何ものでもなかった!
“now that I think about it, 〜”は「考えてみると、〜」という意味です。
同じ意味の英語表現として、”come to think about it”もありますね。
なお、似たような表現でよく使う決まり文句として、”Now that you mention it”「そう言われてみると…」というのもあります。
この事故の犯人はリネだとフリーナが言っています。
いろいろと先走っていますね…。
as such:なので
I understand. Charges have now been pressed, and as such, a trial is in order.
(よかろう、「告発」成立だ。「告発」があれば、「審判」するのみ。)
理解した。告訴がなされ、そういうわけだから裁判が行われることになる。
“as such”は、「そのようなものとして」、「…なので」といった意味で使われます。
“as such”の”such”は、代名詞として扱われており、ここでは”Charges”を指します。
ですので、日本語訳では「告発されたので、審判する」となっているのですね。
フリーナがリネが怪しいと言いいましたが、告発するつもりはありませんでした。
しかし、観客にあおられ、引くに引けなくなって結局告発としたみたいです。
それをうけてヌヴィレットが審判を開始すると言っています。
set one’s sights on:~に狙いをつける
Well, Player, seems Lady Furina has set you in her sights. But, putting her dramatic rhetoric aside for a moment, I would like to ask you…
(旅人、フリーナ殿は君を「相手」として見ている。彼女の大袈裟な言い方は置いておくとして、君自身の意見を聞こう…)
さて、プレイヤーよ、フリーナが君を狙っているようだ。しかし、彼女の大げさな美辞麗句はひとまず置いておいて、私はあなたに尋ねたい……。
“Sed one’s sights on〜” は直訳で「狙いを定める」と言う意味になりますが、転じて「~に狙いをつける」と言う意味も持っています。
ここでは最後の”on”が省略されていますが、同じ意味です。
フリーナが正式に告発すると認めたことで、旅人を対戦相手としてみなしました。
ここで公平な立場であるヌヴィレットが旅人自身の意見を尋ねます。
big-shot:大物
A day isn’t that long. Let’s see what kind of case this big-shot outlander can build in such a short amount of time. Hehehe, I’m really quite looking forward to hearing it.
(一日はあっという間に過ぎゆくものだ。名高き大物のキミが、一体どんな波を巻き起こせるか…フフフッ、心から楽しませてもらうよ。)
一日はそんなに長くない。この大物のよそ者がこの短時間でどのようなケースを構築できるのか見てみよう。へへへ、楽しみだなあ。
政財界の大物や芸能界の大物という具合に、その道の大物を指して、“Big shot.” という言い方をします。
ここでは、「大物」と知られる旅人がどんな大層な事をしてくれるのかという、皮肉っぽい言い回しで使われています。
フリーナがリネを告発し、旅人がリネの弁護士を務めることになりました。
審判は翌日なので、当日旅人がどんなにすごいことをしてくれるのか楽しみだとフリーナが皮肉っています。
who wouldn’t~?:誰だってするよ
Of course, who wouldn’t be scared after witnessing an accident like that?
(当然だろ?目の前で事故が起きて、びっくりしないやつなんかいないぞ。)
もちろん、あのような事故を目の当たりにして恐怖を感じない人はいないだろう。
“Who would ~?”は「いったい誰がするわけ?」という表現です。
“Who wouldn’t ~?”のように否定系になると「いったい誰がしないわけ?」、つまり「誰だってするよ」という日本語になります。
リネに「怖かった?」と聞かれたときのパイモンの返答です。
目の前で事故をみたらみんな怖がりますよね。
shaken up:動揺している
Yeah, I’m a little shaken up myself… How could this happen? And poor Cowell…
(…そっか、僕もだ。…コーウェルが…なんでこんなことに…)
ああ、僕も少し動揺している…。どうしてこんなことになってしまったんだろう?そしてかわいそうなコーウェル…
“shaken” は「振る」「揺する」という意味の動詞 shake の過去分詞形です。
“shaken up”とすると「動揺している」となり、びっくりしたりショッキングな出来事があった時に使います。
事故が起きたことでリネも当然動揺しています。
As for:~について
As for how that girl chosen from the audience could suddenly disappear, I’m afraid I don’t have any answers, either. If someone tampered with my performance, then we need to figure out what they did.
(それと、選ばれた少女がなぜ突然行方不明になったのかも。誰かが細工をしたとしたら、一体どんな手段を使ったんだろう。)
観客の中から選ばれたあの少女がなぜ突然姿を消したのかについては、残念ながら私も答えを持っていない。もし誰かが私の演技に手を加えたのなら、彼らが何をしたのかを解明する必要がある。
「~について」というと、まず思い浮かぶのは”about”ですよね。
意味は同じですが、ニュアンスとしては“about”より”as for”の方が少しフォーマルです。
ほかに「~について」という言い方はたくさんあり、
- as to
- regarding
- in terms of
など様々です。
この事故のには不可解なことがたくさんあります。
そもそも事故だったのか、なぜコーウェルが箱の中にいたのか、BOXの中にいた観客はどこ行ったのか…。
原神特有の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Fortress of Meropide | メロピデ要塞 | フォンテーヌの水中にある刑務所。 裁判で有罪判決を受けた犯罪者やその他の被告人が刑期を終えるために送られる場所。 |
Cowell | コーウェル | リネのアシスタントの一人で、舞台装置のメンテナンスを担当している。 |
まとめ
魔神任務の第四章・第一幕「白露と黒潮の序詩」のパート2クエスト「霧雨に眷恋される街」の続きを解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです。
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ
みなさまもゲームで英語学習をしてみてはいかがでしょうか。