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この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「白露と黒潮の序詩」パート3「スポットライトの下、嘘は影を成す」の続きです。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
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引き続き審判を続ける
Give it another go:もう一度がんばる
Come on, Lyney and Lynette. Give it another go. Don’t worry — Spina di Rosula has made the necessary arrangements on your behalf.
(さあ、リネにリネット、もう一度やってみて。安心して、「棘薔薇の会」は悩めるあんたたちのために、もう準備を整えてあるから。)
さあ、リネとリネット。もう1回やってみよう。「棘薔薇の会」があなたたちに代わって必要な手配をするから、心配しないで。
「やってみなよ」はいろいろな表現があります。
- Give it a try.
- Give it a shot.
- Give it a go.
“Give it a try.”, “Give it a shot”は「アメリカ英語」”Give it a go.”は「イギリス英語」で表現することが多いそうです。
この”Give it a go.”を少し変えて「Give it another go.」=「もう一度やってみなよ。」になります。
“Give it a go.”は初回に使うフレーズですが、”Give it another go.”は何かにトライしたのに上手くいかなかった際に使えます。
リネが犯人であることが決まりそうになった時、ナヴィアがちょっと待ったをかけます。
消えた少女をマジックで出現させると言い、リネにもう一度マジックショーをしてくれと言っています。
no wonder:道理で~なわけだ
Hey, no wonder you look familiar. So you were the thief!
(あっ、どっかで見た覚えがあると思ったら、あの時の泥棒か!)
どうりで見覚えがあるわけだ。君があの泥棒か!
“wonder”は「驚き」「不思議」という意味で、それに”no”がつくので「驚かない」「不思議じゃない」というニュアンスになります。
日本語で表現すると「~というのは当然だ」となりますが、今回のように「道理で~なわけだ」という意味もあります。
消えた少女がナヴィアに連れてこられました。
彼女はスリの常連みたいで、以前旅人とリネの目の前でスリをしていました。パイモンが
be onto me:私の悪事に気づいている
He even mentioned the Fortress of Meropide. That’s a prison, isn’t it? So you can imagine how shocked I was — I thought he was onto me for sure.
(しかも彼が、「メロピデ要塞」なんて口にするし…だって、そこって監獄でしょ。てっきり目をつけられたんだと思って、びっくりしちゃって…)
彼はメロピデ要塞のことも言っていた。それって刑務所でしょ?だから、私がどれほどショックを受けたか想像できると思う — 私は彼が確実に私を疑っていると思った。
“Be onto someone”は誰かについての真相や陰謀を知っているときの表現です。
誰かが疑わしい事や、好ましくない事を隠そうとした行動について知ることを指します。
ここでは、「コーウェルがリリアの悪事に気づいている」と表現していますね。
コーウェルがメロピデ要塞という刑務所のことを言っていたので、リリアは自分が疑われているのかと思ったみたいです。
right under our noses:私たちのすぐ近くで
She had already become desperately hungry by the time we were chatting over macarons, so she swiped two of them right under our noses. Talk about a sneaky thief!
(マカロンを食べながらおしゃべりしてた時、いつの間にか二つなくなってたけど…お腹を空かせたこの子に食べられてたってわけか。まったく、本当に泥棒の天才ね。)
私たちがマカロンを食べながらおしゃべりしているとき、彼女はすでにお腹がペコペコになっていた、だから私たちのすぐ近くで2個も盗んでいった。卑劣な泥棒だ!
直訳では「鼻先」となりますが、「目の前」「身近なところ」などと訳すとより自然な訳になるかと思います。
日本語でも「目と鼻の先」という表現がありますよね。
本来なら気づくべき場所というニュアンスが含まれます。
リリアは歌劇場に隠れていましたが、旅人たちのおやつタイムにマカロンを2個盗んだようです。
2日間なにも食べていなければおなかもすきますよね。
当時はパイモンが食べ過ぎたのを疑われていましたが、濡れ衣だったようです。
Hooray:万歳!
Hooray, Lyney and Lynette! Amazing!
(よかったな、リネ、リネット!)
万歳、リニーとリネット!すごい!
“hooray”は、「バンザイ」「やったー」などを意味し、喜びの感情を表現するときに使います。
“hoorah”, “hurrah”など異なるスペルもあるみたいです。
昔イギリスの上流階級が乾杯などのときに用いていた表現らしく、「乾杯」というときにも使われます。
リリアの証言でリネが無罪であることが証明されました。
リネと会話する
we’re square:お互い貸し借りなしだ(これでチャラだ)
I just wanted to be sure that we’re square.
(あなたからの借りを返しただけ)
私はただ貸し借りをなくしたかっただけ
直訳だと「私たちは正方形」となってしまいますが、ここでは『貸し借りなしの間柄』という意味になります。
同じ意味の表現で”We are even”とも言えます。
なぜ”We are square”が「貸し借りなし」となるかなんですが、正確な語源は見つけられませんでした。
おそらく、「正方形のようにすべての辺の長さが同じ」=「偏りがない」=「貸し借りなし」というようなイメージかなと思います。
リネが無実だと証明され、彼がファデュイだと判明しても弁護してくれた旅人に対してお礼を言っています。
それに対しての返答の一つで、借りを返しただけと言っていますね。
Before long:やがて
Before long, an aristocrat came to me, and claimed that he wished to take us in after watching my performances.
(でもそれからすぐに、ある一人の貴族が僕を訪ねてきたんだ。ショーを見て、僕たちを養子にしたいと言ってくれた。)
やがて、ある貴族が私のところにやってきて、私の演技を見た後、私たちを引き取りたいと言ってきた。
直訳すると「長い時間の前に」となりますが、「長い時間がたつまでもなく」というイメージです。
変化が起きるという兆しが感じられる時によく使われ、少し堅めの表現です。
リネの過去の話です。
小さい頃にストリートでマジックをしていた時に、ある貴族が声をかけて養子にしたいと言ってきたそうです。
at any rate:いずれにせよ
That doesn’t seem too bad either… Better than roaming the streets, at any rate…
(えっと…それも別に悪くないんじゃないか?少なくとも路上で生活するよりはマシだろ…)
それも悪くないと思うけど…。いずれにしても、街を歩き回るよりは…。
“at any rate”は良く使われる”anyway”と似たイメージで、「とにかく」「いずれにしても」という意味になります。
「割合」や「率」を意味する”rate”で「どの程度の割合でも」というニュアンスです。
ネット上では、AARと略して使われることもあります。
リネは貴族に拾われましたが、貴族はリネのマジック技術を目的として養子にとり、リネ本人を見ていなかったそうです。
それでも、路頭に迷うよりはマシだとパイモンが言っています。
ferret out:探し出す
I managed to ferret out the location of the mansion of that so-called “eminent person,” and hurried through the night… But by the time I leaped over the walls, avoided the guards, and made my way in…
(その「大物」とやらの邸宅の場所を聞き出して、すぐに向かったよ…警備の目を盗んで塀を越え、邸宅に入ったけど…)
その “著名な人物 “の屋敷の場所を突き止め、夜を徹して急いだ…。しかし、塀を飛び越え、衛兵を避け、中に入る頃には…。
“ferret”は動物の「フェレット」です。
昔、フェレットを使ってウサギを穴から追い出したことからこういう表現ができたようです。
ある日養子に迎えられた貴族が、リネットを別の貴族仲間にあげてしまったようです。
彼女を連れ戻すため、リネは夜中に探し回りました。
歌劇場を出る
prone to:~しやすい
Haha… Sorry about that, I’m a bit prone to nostalgia. Don’t mind me…
(あははっ…あたしってばすぐ感傷的になっちゃうんだ、気にしないで…)
あはは…。ごめんね、ちょっとノスタルジーに浸りがちで。気にしないで…。
“be prone to ~” で「〜しやすい、する傾向にある」という意味になり、主にネガティブなシーンで使います。
同じ意味で”tend to” というのもありますが、こちらはポジティブでもネガティブでも使えます。
ナヴィアは「連続少女失踪事件」の調査に旅人に手伝ってほしいみたいですが、旅人は自分たちではどうにもならないとして断る雰囲気です。
残念ですが、旅人とのこれまでの捜査が楽しかったということを伝えているシーンです。
Twist someone’s arm:無理強いする
You don’t have to twist Paimon’s arm! If Boss Navia’s treating, count Paimon in!
( ボスのナヴィアがおごってくれるってんなら、オイラは喜んで食べに行くぞ。そうあれこれ考えるなって。)
パイモンに無理強いする必要はない!ボス・ナヴィアが治療してくれるなら、パイモンも仲間に入れてくれ!
twistは「ねじる」、armは「腕」という意味なので、直訳は「人の腕をねじる」となります。
相手が協力してくれるまで腕をねじり上げて痛めつけるというイメージです。
これが転じて「相手に無理強いする、強制する」というイディオムとして用いられます。
「連続少女失踪事件」の調査には協力しないようですが、送別会として食事会に旅人を誘います。
食事会であれば行くとパイモンが言っています。(奢ってくれれば)
原神特有の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
coupon-town | 特別許可券の町 | フォンテーヌの刑務所である「メロピデ要塞」のことを指しています。「メロピデ要塞」は「特別許可券」が通貨の代わりに流通している場所です。 |
The Knave | 召使 | 十一人のファトゥスのうちの一人であるアルレッキーノのコードネームです。 |
Hotel Bouffes d’ete | ブーフ·ド·エテの館 | フォンテーヌにある孤児院。リネとリネットはそこで育てられました。 |
Hotel Debord | ホテル·ドゥボール | フォンテーヌにあるホテル。ホテルのオーナーはレストランでのパフォーマンスにアーティストを招待します。 |
まとめ
魔神任務の第四章・第一幕「白露と黒潮の序詩」のパート3「スポットライトの下、嘘は影を成す」の続きを解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです。
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ
みなさまもゲームで英語学習をしてみてはいかがでしょうか。