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この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「白露と黒潮の序詩」パート3「スポットライトの下、嘘は影を成す」の続きです。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
審判に参加する
one way or another:いずれにしても
Good plan. Impossible things don’t just happen, we’ll get to the truth one way or another!
(うん、それもそうだな。この世にあり得ない事件なんてないはずだ。)
良い計画だ。不可能なことは起こらない。いずれにせよ、真実にたどり着くだろう
直訳すると、「一つの方法か、またはその他の(一つの)方法で」となります。
転じて、日本訳としては「何らかの方法で」「どうにかして」「いずれにせよ」などが使われます。
いろいろと考えましたが、結局何かリネが犯人ではないという証拠を探せませんでした。
でも、真実はいつも1つです!
empty-handed:手ぶらで、何の収穫もなく
Well now, don’t you all look disappointed? Don’t tell me that your investigation came up empty-handed?
(キミたちのその落ち込んだ様はなんだい!調査には何の収穫もなかった、そうだろう…?)
さて、皆さん、がっかりしていませんか?まさか調査が何の収穫もなく終わったとか?
「空っぽの手で」=「手ぶらで」とそのままの意味ですが、何の収穫や成果が得られない状態を指す時にも使います。
ここでも、「調査をしたけど何も収穫がなかった」という意味で使われています。
フリーナとの審判に向けてリネが犯人ではないという証拠を探していましたが、結局何も見つかりませんでした。
落ち込んでいる様子をフリーナが見て煽っています。
take the shot:批判する
Why, of course I do. Allow me to take the first shot and break this case wide open. Mr. Lyney is clearly lying.
(ああ、当然だろう?最初の火は僕が付けてやろう——リネ君、キミは嘘をついている!)
もちろんだ。私が最初に批判し、この事件を大きく打ち砕くことを許してくれ。リネは明らかに嘘をついている。
“shot”には「発砲、銃声」「試み」「批判、非難、攻撃」などいろいろな意味があります。
“take a shot”にすると「発砲する」「何かを試みる」「批判的なことを言う」「写真を撮る」などの意味になります。
ここでの”shot”は「批判、非難」の意味で使われていて、リネに対する提言しています。
ついに審判が始まりました。
まずはリネがマジックの種明かしを観衆の前でして、その上で自分が犯行が不可能だったことを説明します。
これを受けて、フリーナはリネが嘘をついていると言っています。
pulled an all-nighter:徹夜する
(Aw, good thing I made all those preparations. Seems the all-nighter I pulled last night is really paying off!)
((ふっ…こんな尋問に緊張して一晩中眠れずにいたなんて、まったく損したよ、やれやれ。))
(ああ、準備万端にしておいてよかった。昨夜の徹夜が報われたようだ!)
「朝まで起きる」は”stay up all night”ですが、「朝まで仕事していた」などの「徹夜」を表現したいときは”pulled an all-nighter”となります。
ここでは“the all-nighter I pulled“という関係代名詞の形にしてますが、意味は同じです。
リネたちがファデュイだということを調べ、フリーナが彼らにその事実を突きつけます。
この結果、旅人とリネたちの関係が悪化したようにフリーナから見えたので、徹夜で調査してよかったと思っています。
stick to:固執する
Heh, so you would stick to Mr. Lyney’s defense even after knowing what you do now? You certainly have more professionalism than I thought.
(そんな事実を知っても、なおリネ君の弁護を続けると言うのか…どうやら、僕のお相手の「プロ意識」は想像を絶するようだ。)
へえ、今の状況を知ってもなお、あなたはリネの弁護に固執するの?あなたは私が思っている以上にプロ意識を持っているね。
“stick”には「張り付く」「くっつく」という意味があります。
“stick to〜”の感覚としては、「何かにぴったりと張り付いて離さない」「しっかりと執着する」というニュアンスです。
ここでは旅人がリネの弁護に固執するという意味で使われています。
リネがファデュイだという事実を旅人に隠していました。
その事実が明らかになった後でも、旅人はリネ達と話して弁護を続けようとしています。
それを見てフリーナがまだ弁護を続けるのか?と言っているシーンです。
リネを問いただす
Heck:まあ、ちぇっ
Right. So, you be the judge. Heck, if I were you, I fear that I’d even struggle to trust me at this point.
(そうだね、だから君に判断してもらおう。いやぁ…もしも僕が君だったら、僕もこのリネってやつは信用できないかもね。)
そうだね。だから、君が判断してくれ。まあ、もし僕が君だったら、この時点で僕を信用するのに苦労するんじゃないかと心配している。
“heck”は”hell”(地獄)のことなのですが、ダイレクトに”hell”と言わないように婉曲して作られた言葉です。
例文次第になりますが、文頭に”heck”を持ってくると「ちぇっ」とか「まあ」とかそんなニュアンスです。
また、よく”What’s the heck”で「一体全体どうしたっていうんだ」という驚き、困惑を表す意味になります。
リネがファデュイだと判明した後、彼から弁明を聞いています。
一度信用を失うと再度信用してもらうのはとてもエネルギーがいります。
err on the side of caution:念には念を入れる
That voice seemed to recognize me and tried to speak to me. I chose to err on the side of caution and retreated the way I came.
(その声は僕のことを知っているようで、僕に話しかけようとした。慎重を期して僕は調査を諦め、すぐに元のルートを辿って戻ったんだ。)
その声は私を認識したようで、私に話しかけようとした。私は慎重を期して、来た道を引き返した。
“err”は「誤る」、「外れる」という意味の動詞で、これが名詞になると皆さんが良く知る”error”「エラー」になります。
“err on the side of caution”で「通常よりも用心(caution)の側(side)に外れる」ということで「念には念を」という意味になります。
リネは観客がカウントダウン中に地下の通気口にいたようです。
そのときリネを呼ぶ声が聞こえたらしく、念のため引き返したみたいです。
there you have it:こんなところです
So, there you have it, the whole truth. I swear, I didn’t hide anything from you this time.
(これがすべての真相だ。これ以上は何も隠していないって誓うよ。)
だから、これが真実だ。誓って言うが、今回は何も隠していない。
ここまで色々話した後、話者自身から”there you have it.”と言う場合は、「ご覧の通りです」「そういう訳です」という意味になります。
「私の義務は果たしました」という一旦は完了して相手に引き渡す時の決まり文句です。
リネがカウントダウン中に大きな音が聞こえなかった理由は「諭示機」を調査していたからだとわかりました。
すべて真相を伝えて、これ以上は何もないと言っています。
審判を続ける
I’ll give you that:それは認める
W—Well. Your denial is very strident, I’ll give you that! But what proof do you have to back your claims?
(くぅ…ぼ、僕の推論を大胆に否定してくれたけど、自分のほうが正しいなんていう証拠はあるのかっ?)
まあね。あなたの否定は非常に力強い、それは認めるよ!しかし、その主張を裏付ける証拠はあるのか?
このフレーズは真実であることを認める時に使います。
特に、相手の発言の全てではないが、一部は正しいと認める時に使うようですね。
“I admit that (it).” と同じですが、口語での言葉なのでフォーマルな場面では向いていません。
一部の譲歩を表すので、「それは認めるよ。でも他の点は~」とか「それでも~」と続くことが多いです。
今回も、「それは認めるよ。でもその主張を裏付ける証拠は?」と続いています。
フリーナの主張には穴があり、それを旅人たちがつきます。
それに対してフリーナは反論ができないようで、旅人たちの主張を裏付ける証拠があるのかと苦しい返しです。
Leave aside:~はさておき
Leaving aside how he died, Cowell had all the means to commit the crime at his disposal.
(コーウェルがなぜ死んだのかはともかく、彼は完璧な犯行能力を備えていた。)
どのように死んだかはさておき、コーウェルは犯罪を犯すための手段をすべて自由に使うことができた。
“leave aside” は「一旦置いといて」など話題を変えたい時にさりげなく使える表現です。
“leave”は「置く」、”aside”は「脇へ」という意味なので、「脇へ置く」=「~はさておき」となりイメージはつきやすいかと思います。
フリーナの証言を否定し、リネが犯人ではないことを提言しました。
ではだれが犯人なのか?それを自問自答で考えているとことです。
at the end of their rope:お手上げ
*sigh* People really do come up with all sorts of harebrained schemes when at the end of their rope. The way I see it, your suggestion that we broaden the scope of our investigation is nothing but a tactic for stalling the trial.
(はぁ…人は行き詰まると、拙劣な策しか思いつかなくなるものだね。こんな無意味な捜査の拡大など、時間稼ぎにしか思えないけど。)
はぁ…人間というのは、窮地に追い込まれると、実にさまざまな奇策を思いつくものだ。私が思うに、捜査範囲を広げようというあなたの提案は、裁判を引き延ばすための戦術にほかならない。
“at the end of their rope“「ロープの端っこ」つまり「もうこれ以上あとがない」という状態のことを指します。
「状態は悪く、これ以上望みが持てない」という意味がこのイディオムからイメージしやすいと思います。
違う表現で表すと、”you can’t take any more”というのもあります。
ホールジーが消えた理由を探すために、故人であるコーウェルの所有物を調べてほしいと言います。
フリーナからすれば、時間稼ぎにしか思えないこの提案は無意味だと主張しています。
原神特有の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
House of the Hearth | 壁炉の家 | ファデュイが運営する孤児院で。孤児たちはファデュイの一員として直接育てられるか、アルレッキーノとの関係によってファデュイと密接な関係を保つ。 |
Primordial Sea | 原始胎海の水 | 太古のテイワットに存在した濃密な原始の海。テイワットの生命の大部分はこの海に由来する。 |
まとめ
魔神任務の第四章・第一幕「白露と黒潮の序詩」のパート3「スポットライトの下、嘘は影を成す」の続きを解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです。
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ
みなさまもゲームで英語学習をしてみてはいかがでしょうか。