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この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回は序章・第一幕「風を捕まえる異邦人」のパート8が対象です。
前回のパートはこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact Wikiを参考にしています。
パート8:西風騎士団(メインの会話)
Jean: I am Jean, Acting Grand Master of the Knights of Favonius. This is Lisa, our resident Librarian.
ジン: 私は代理団長のジン。こちらはリサ、騎士団の図書館司書だ。
(直訳:私はジン、西風騎士団の代理団長だ。こちらはリサ。我々の住民司書。 )
“acting“は、役職の前に付く場合に「代理の、臨時の」という意味になります。
名詞で使うと「演技」や「行為」と訳されますが、ここでは形容詞で使われています。
例えば管理職が退職してしまった場合、一時的にそのポジションを代わりの人が務める場合は「acting manager」なんて言ったります。
Lisa: Simply put, Mondstadt’s elemental sphere and ley lines are now akin to a yarn ball in the paws of a kitten.
リサ: おまけに今のモンドは、元素の流れと地脈の循環が子猫ちゃんが遊んだ後の毛糸玉みたいになっていてね。
(直訳:簡単に言うと、モンドの元素球体と地脈が、今や子猫の足についた毛玉のようです。)
“be akin to”は「~と似て」「~類似して」という意味です。
“similer”も同じ意味ですが、”be akin to”の方がフォーマルな言い回しのようです。
- Simply put:簡単に言うと
- ley line:地脈
- yarn ball:毛玉
- paws:(犬や猫など動物の)足
Lisa: For a mage, it couldn’t get much worse. My skin is one elemental particle away from a full-blown breakout.
リサ: 魔法使いにとっては最悪な状況よ…肌も気分も調子悪いわ…
(直訳:魔導士にとっては最悪です。私の肌は本格的な吹き出物とは違って元素粒子の一つなのです。)
“it couldn’t get much worse”=「これ以上さらに悪くならない」=「最悪」
英語では「最悪」や「最高」という表現を「これ以上ないほど悪い」「これ以上ないほど良い」というように表現します。
“It couldn’t be better.”=「最高」
“It couldn’t be worse.”=「最悪」
今回の文ではmuch がついていますが、このmuchはworse を強調しているものです。
ちなみに、”It couldn’t be worse.”でも”It couldn’t get worse.”でも同じ意味です。
- particle:粒子
- full-blown:本格的な
- breakout:吹き出物
Paimon: Hey! Don’t be such a slug! We should be a part of this too!
パイモン: おい、サボるなよ。オイラたちも手を貸すべきだぞ。
(直訳:おい!怠けるな!私たちもこれに参加すべきだ!)
“slug”は「ナメクジ」を意味しますが、人への悪口として使われる場合は「怠け者」を意味します。
また、形容詞の”sluggish”というのもあり、これも「ゆっくりした、活気のない」という意味です。
Lisa: Stormterror’s ability to whip up these kinds of storms can be attributed to it drawing power from the temples.
リサ: 風魔龍があの暴風を引き起こせたのは、そこに残った力のせいなの。
(直訳:嵐を巻き起こす風魔龍の能力は、神殿から力を持ってきている。)
“whip up”は料理などを「急いで作る/準備する」という意味や、感情を「刺激する/興奮させる」という意味が一般的です。
それとは別に、騒動や混乱を「引き起こす」という意味もあり、ここでは嵐を引き起こすという意味で使われています。
Jean: Knights of Favonius, time is against us.
ジン: 西風騎士のみんな、時間は限られている。
(直訳:西風騎士団、時間がない。 )
“time is against us”は「時間は私たちに逆らっている」=「時間がない」という意味です。
似たような使い方で”Against the clock”=「大急ぎで」というフレーズもあります。
「時計に逆らう」=「時間と競争する」=「大急ぎ」というイメージですね。
パート8:西風騎士団(任務後の会話)
Kaeya: The Grand Master is currently off leading an expedition, so the Master, Jean, has stepped in to oversee the Knights while he’s gone.
ガイア: 大団長は今遠征中だ、だから副団長のジンが代わりに団長の仕事を引き継いでいる…
(直訳:団長は今遠征のため不在なんだ。なので彼が不在の間、団長ジンが騎士団を監督するために介入している。 )
“step in”は「介入する」という意味で、何かに関わることを意味します。
そのままの意味で「足を入れる」という意味もあります。
今回は西風騎士団の団長不在の間、ジンが団長に介入しているということですね。
Kaeya: When the Grand Master left, he took the vast majority of our knights with him, leaving the Acting Grand Master with far more responsibility and stress.
ガイア: 大団長がここを出ていく時、五分の四の騎士を連れて行ったから、「代理団長」に残されたプレッシャーも自ずと五倍になった。
(直訳:団長が行ってしまったとき、彼は我々騎士団の大多数を連れて行き、団長代理にとても大きな責任感とストレスを残していきいました。 )
“vast majority of”は「~の大部分」「~の圧倒的多数」という意味です。
「たくさんの」という表現は”many”や”a lot of”などいろいろありますが、“vast majority of”は8~9割ぐらいのイメージで、数量を表す中でもかなり多い表現です。
公式の日本語訳も直訳ではなく、「五分の四」という表現になっています。
(こっちの方が分かりやすいからでしょうか)
そして、辻褄を合わせるために、「プレッシャーも5倍になった」という表現も面白いですよね。
Kaeya: Come to think of it, it must have been difficult for Jean.
ガイア: そう考えると、ジンも大変だよな、ハハッ
(直訳:それを考慮すると、ジンにとってそれはとても困難だったことに違いない )
“Come to think of it”=「それを考慮すると」「そういえば」
“When I come to think of it, “が短縮された形で、今回のように冒頭に持ってくることが多いです。
単語一つ一つから考えるよりは、フレーズとして覚えてしまいましょう。
Lisa: Making good use of elemental advantages is the key to winning any battle.
リサ: 元素反応の優勢をうまく使うことは、勝利のコツよ。
(直訳:元素の有効性をうまく使うことがいろんなバトルに勝つ秘訣ね。 )
“make good use of”は「~を有効活用する」という意味です。
反対の使い方として、”make bad use of”として「悪用する」というのも表せます。
make 〇〇 use of という表現を知っていれば、いろんな派生で使えますね!
Lisa: I could teach you some elemental basics, so you’ll have an idea of what I’m talking about.
リサ: 時間があったら元素魔法の基礎を教えてあげる。そしたらあなたも、その力について少しは理解できると思うわ。
(直訳:あなたに元素の基礎を教えることができるので、私が言ってることが時期にわかるでしょう。 )
“you’ll have an idea”や “you’ll get an idea”で「じきに分かるだろう」という意味になります。
“you have an idea”で「あなたは心当たりがある」という意味で、これの未来形なので、「心当たりがあるようになるだろう」=「そのうち分かるだろう」となります。
Jean: I must get to the bottom of this…
ジン: 真相をはっきりさせないと…
(直訳: 私はこの原因を突き止めなければ…)
“get to the bottom of”で「~の原因を突き止める」という意味になります。
ここでの”bottom”は物事の「根底」や「原因」というニュアンスで、「物事の原因を得る」=「原因を突き止める」というイメージですね。
Amber: She always dashes headlong into the heat of the battle, and we want her to take better care of herself.
アンバー: だって、ジンさんはいつも真っ先に動こうとするから、たまにはゆっくり休んでほしいんだ。
(直訳:彼女はいつも戦いの中心に特攻してるから、私たちは彼女に自分をもっと大切に扱ってほしいの。 )
“headlong into”で「~に特攻する」「猪突猛進する」
“headlong”は「無謀な」「軽率な」という意味で、それにintoをつけることで、「無謀に突っ込む」=「特攻する」という意味になります。
Amber: I really hope that one day I can look Jean in the eye and tell her she doesn’t need to worry anymore, because we have her back…
アンバー: そしていつの日かジンさんに、わたしたちがいるから安心してって言えるようになりたいの…
(直訳:私はいつかジンの目を見て彼女に、私たちが付いているからもう心配する必要はないと言ってあげたい… )
“have one’s back”で「~の味方をする」「~を守る」
こで使われるbackは「背中」や「後ろ」を意味していて、相手を「後ろから支える」というニュアンスです。
原神の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではない)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Jean | ジン | 西風騎士団の代理団長で、風属性のキャラクターとしてプレイ可能 |
Lisa | リサ | 優秀な魔道士で、西風騎士団の司書 雷属性のキャラクターとしてプレイ可能 |
Four Winds | 四風守護 | 風神が失踪する前に、モンドの安全と保護を託した4つの存在 |
まとめ
今回は魔神任務の“序章・第一幕「風を捕まえる異邦人」のパート8”のフレーズを解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多かったり、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習にすごくおすすめです。
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ
みなさまもゲームで英語学習をしてみてはいかがでしょうか。