FP(ファイナンシャルプランナー)3級取得をおすすめする理由と注意点!|勉強時間や合格率についても紹介

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昨今は投資ブームですね


それに伴って「金融リテラシーを上げたい!」という方も多いのではないでしょうか


そして、それについて調べているとFP(ファイナンシャルプランナー)の取得をよく目にすると思います


しかし、

  • そもそもFPって何?
  • FPって本当に役に立つの?
  • FPのデメリットってあるの?

など、疑問に思う方も多いと思います


私は2021年3月にFP3級、2021年10月にFP2級を取得しました


ちなみに私はIT企業に勤めるエンジニアで、金融関係の仕事は全くしていません


また、勉強前の知識は全くのゼロで、平日は普通に働いている会社員です


こんな私が、FPをおすすめする理由FP資格取得における注意点を紹介したいと思います

忙しい人でも2か月で合格!会社員のFP3級勉強法|おすすめの参考書も紹介
この記事でわかること
  • そもそもFPとは
  • FP3級のレベルや2級、1級との違い
  • FPが就職で有利ではない理由
  • その他FP取得について認識してほしいこと(注意すべきこと)
  • それでもFP3級の取得をおすすめする理由

FP(ファイナンシャルプランナー)について

FP(ファイナンシャルプランナー)とは

FP(ファイナンシャルプランナー)は、正式名称を「ファイナンシャル・プランニング技能士」と言います


税金や保険、年金、相続などの幅広い知識と視野を持ち、ライフプランの設計を行うお金の専門家です


適切なお金の使い方や貯め方のアドバイスをすることをお仕事にしている方は、FPの資格を持っている方が多いです

FP3級のレベル


「お金の専門家」と聞くとちょっと敷居の高いように聞こえますが、FP3級の難易度はかなり易しいです


全く知識のない人の場合、勉強時間の目安は100時間合格率は約80%です
(もともと知識があったり、効率の良い人だと30時間ぐらいで合格できます)


つまり、ちゃんと勉強さえすれば必ず受かります

FP2級や1級との違い

FPの試験範囲に級ごとの違いはありません


試験は6つの分野について問われますが、級があがるにつれてより詳細で正確な内容を求められます


つまり、日常生活レベルの知識で問題なく、その道のプロを目指さない限りはFP3級で十分ということですね

FP取得について認識してほしいこと(注意すべきこと)

FPの資格を取得するデメリットはありませんが、注意することがいくつかあります


あとで「思っていたのと違った!」となる前に、勉強する前に認識しておいてください

FP資格取得における注意
  • 就職・キャリアアップには役に立たない
  • 勉強した知識は頻繁にアップデートされる
  • 実務や経験を伴わないと使える知識にはならない

就職・キャリアアップには役に立たない

残念ながら、FPの資格はそれだけで就職に有利だったりキャリアアップが必ずできるという資格ではありません

FPの級就職・キャリアアップ
3級就職時にアピールはできず、話題作りの一つ程度
金融業界で3級取得は1年目や2年目で取得必須となる企業もある
2級金融や保険業界では就職時に多少アピールできるかもしれない
しかし、金融業界では2級取得は当然と思われている企業もあるので強みにはならない
会社によっては取得した場合資格手当が支給されることもある
1就職時にアピールもでき、金融業界でも評価は高い
会社員が取得した場合資格手当が支給されたり、昇給や昇格にも有利に働く
FPレベルごとの業界評価


FP3級や2級の場合は就職時にオプションとしてアピールできるぐらいです


おそらく、資格取得のお手軽さが理由だと思います


ですので、「これから就職するためにFP取得する!」というのは目的として遠回りなので、考えた方が良いと思います
(FP取得をオプションと考えている方や、1級取得を目指しているのであれば問題ありません)

勉強した知識は頻繁にアップデートされる

お金の知識はナマモノで、特に「資産運用」「税金」「保険」は頻繁にアップデートされます


私は2021年3月にFP3級、2021年10月にFP2級を取得しましたが、現在の内容は当時と少し変わっています


例えば、出産育児一時金のもらえる金額ですが、私が資格取得したとき(2021年)は42万円でした


2023年4月より出産育児一時金の金額が改定され、50万円になっています


このように、お金のことはFP取得後も継続して勉強することが大事です

実務や経験を伴わないと使える知識にはならない

FPを勉強するとお金の知識に自信がつきます


しかし、「FPの知識はあくまで教科書上の知識」です


その知識を使って実際に実務や自分でやってみるなどの経験がないと、使える知識にはなりません
(教習所通って免許とっても、実際に道路走るようになって知ることや、使わない知識が多いことに気づくことと同じです)


例えば株式投資の場合、一般的にはこのような流れです

  1. 証券会社を選び口座を開設する
  2. 口座に資金を入金する
  3. 購入する銘柄を選ぶ
  4. 銘柄を購入する
  5. 市場の流れを見て保有・売却を判断する

また、このほかにも

  • 証券会社の選び方
  • 投資すべき金額
  • 銘柄の選び方
  • 売買のタイミング

など、実際にやるとなったら様々のことを知っていなければいけません


FPでは「そもそも株式投資とは?」「投資にはどんな種類がある?」という知識がつきますが、こうした実践に則った知識は学べません


ですので、FPで学んだ知識をいかに自分の生活に落とし込むかが重要になります

FP3級取得をおすすめする理由

私はエンジニアなので、お金を扱った仕事は全くしていません


FPは私にとって今後の転職活動・キャリアアップには全く役に立たないでしょう(金融業界に転職するなら別ですが)


それでもFPを取得したのには理由があります

FPの取得をおすすめする理由
  • 手軽に受験できる
  • 日常生活に役立つ
  • 金融教育に追いつける
  • お金に対する苦手意識がなくなる
  • 余計な情報に振り回されなくなる
  • お金に関するお得な情報をキャッチできる

手軽に受験できる

FP3級であれば、受験資格もない(誰でも受けられる)上に、試験の合格率も80%と非常に高いです


また、不合格者には勉強せずに受けている方も含んでいるので、ちゃんと勉強した人の合格率は90%以上と想定しています


合格までに必要な勉強期間は人によって変わりますが、だいたい100時間程度で、期間にすると2ヶ月程度です


受験料も学科試験と実技試験のそれぞれで3,000円なので、合計6,000円とお手頃です

FPの級勉強時間受験料備考
3級80〜150時間学科:3,000円
実技:3,000円
受検する団体で受検料の差はなし
2級150〜300時間学科:4,200円
実技:4,500円
受検する団体で受検料の差はなし
1級450~600時間学科:8,900円(きんざい)
実技:20,000円(FP協会)・25,000円(きんざい)
受検する団体で受検料の差がある
受験級ごとの受験料

日常生活に役立つ

FPの資格取得では以下の6つの分野の勉強が必要になります


それぞれ学べることと、日常生活の役に立ちそうな場面を紹介します

分野学べること日常生活で役立つこと
ライフプランニングと資金計画・FPはどのようにライフプランニングを行うかなどFPの基礎
・健康保険、雇用保険や公的年金といった社会保険の仕組みや内容
-いまある貯蓄は?
-今の家計で将来の資金は大丈夫?
– 子どもの教育資金はどう準備したらいい?
など、家計をどう見直したらいいかわかる

-年金はいつからいくらもらえるか
-老後でどれぐらい貯蓄しておけばいいのか
など、老後のぼんやりとした不安を解決できる

-出産や育児でもらえるお金は?
-突然の病気でお金がたくさんかかってしまったんだけど…
など、今入っている保険で受けられる制度がわかる
リスクマネジメント主に保険に関すること
生命保険や損害保険、医療保険などの仕組みや内容
今、入るべき保険は?といった不安を解消できたり、入らなくてもいい保険は?という判断ができるようになる
金融資産運用金融・経済の基礎から、債券、株式、投資信託などのこと-そもそも株式投資ってなに?
-結局資産運用ってしたほうがいいの?
-色々な商品の中から何をどう選べばいい?
など、これから投資をしようと思っている方にも原理からわかる
タックスプランニング主に所得税のこと
住民税や事業税にも少し触れます
-年末調整・源泉徴収・確定申告ってなに?
-確定申告のやりかたは?控除額はどう計算するの?
-医療費控除を申請できる医療費は?
など、働いている人(特に会社員)が蔑ろにしがちな部分を学べる
不動産不動産の取引や法律・税金のこと-家を買おうと思っているけどかかる税金は?
-家を売りたいんだけど、どうやって価値が決まるの?
など、不動産の売買をする人・予定がある人に役立つ
相続・事業承継相続に関する法律・税金のことや贈与税に関すること自分の両親や自分が死んだときに相続人が誰で、相続分はいくつで相続税の控除額がいくらになるかなどがわかる
分野ごとのメリット

このように、一つも関係ない人はいないというレベルで、日常生活に密接に関係しています

金融教育に追いつける

日本の学校では、お金に関する教育があまり行われてきませんでした


しかし、2022年度から高校で金融教育の授業が始まりました(小学校や中学校ではもう少し前から始まっています)


もはや「知らない」では済ませられず、お子さんからお金に関する質問を受けて、答えられなかったら恥ずかしいですよね


FPの勉強をすると授業で習うことももちろんカバーでき、今後は「常識」となるような金融知識全般が身に付きます

お金に対する苦手意識がなくなる

みなさまは給与明細や確定申告(年末調整)、税金、保険のことは理解していますでしょうか?


また、将来の資金繰りや資産運用に漠然とした不安を抱えていないでしょうか?


こういったものは、ほぼすべての人に関係していますが、自分で勉強しないと分かりません
(顔見知り以外でこういうことについて教えてくれる人はなんか怪しくみえるでしょう)


FPを勉強することによって、これらのことが体系的に学べ、結果としてお金に対する苦手意識がなくなります


苦手意識が無くなるとそれらの情報の処理がうまくなり、お金にまつわる話がイヤにならなくなるでしょう

余計な情報に振り回されなくなる

先ほど挙げた通り、FPの資格取得では以下の6つの分野の勉強が必要になります

  • ライフプランニングと資金計画
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • リスク管理
  • 不動産
  • 相続・事業承継

幅広い分野を体系的に学ぶことによって、基礎から理解できます


昨今では投資ブームなので、

  • 積み立てNISA
  • 株式投資
  • FX
  • 投資信託
  • IDECO

こういった資産運用のワードをよく聞きますよね


FPを勉強すると、これらの意味やどう使うかはもちろんのこと、余計な情報に振り回されなくなります


テレビCMやSNSなどでよく見る情報が嘘を言っているのか判断がつくようになり、情報を取捨選択出来るようになります
(嘘は言っていないですが、一方向からだけの視点や強力なバイアスがかかって言っていることがほとんどです)


情報社会の中で、情報を取捨選択できる能力がつくというは大きなメリットだと思います

お金に関するお得な情報をキャッチできる

FPを勉強してお金ことがわかってくると、自然とニュースやインターネット上でお金の情報が目に入ります


そういう情報を見ていると、自然と情報が集まってきますので、結果的にお得な情報を素早くキャッチできます


特に税金や資産運用、家庭の家計管理のことで有益な情報がキャッチできるのは素晴らしいですよね


しかも、その情報の中で何が本当か、どこが自分にとって使える情報なのか取捨選択できます

まとめ

今回はFPをおすすめする理由FP資格取得における注意点を紹介しました


FPは就職には有利に働かないことが多いですが、それを指して引いても勉強する価値があります


1,2ヶ月の勉強でかつ6,000円で一生ものの知識が手に入るので、コスパ(コストパフォーマンス)・タイパ(タイムパフォーマンス)共に最強クラスです


是非みなさまもFP3級の勉強を始めてみてはいかがでしょうか


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