『きらきら星』『星に願いを』の英語歌詞を徹底解説!|童謡で英語を勉強しよう!

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お子様の英語教育の一環として、歌で英語に触れさせるという方法があります。

私も英語の童謡が収録されている本をいただき、時々子供に聞かせています。

童謡自体は知っているものばかりでしたが、英語の歌詞を聞いてみると「意外と日本語と違う!」となって面白いです。

今回、『きらきら星』『星に願いを』の英語歌詞を紹介するとともに、歌詞の内容にまで踏み込んで解説していきたいと思います。

日本語の歌詞や訳し方には諸説あります。
あくまで英語学習の参考の1つとして見ていただければと思います。

この記事でわかること
  • 『きらきら星』『星に願いを』の英語歌詞
  • 英語歌詞の意味+解説

『きらきら星』 (Twinkle, Twinkle, Little Star)

日本語歌詞

きらきらひかる
お空の星よ
まばたきしては
みんなを見てる
きらきらひかる
お空の星よ

きらきらひかる
お空の星よ
みんなの歌が
届くといいな
きらきらひかる
お空の星よ

英語歌詞+解説

Twinkle, twinkle, little star
How I wonder what you are!

Up above the world so high
Like a diamond in the sky

Twinkle, twinkle, little star
How I wonder what you are!

きらきら光る 小さな星よ
あなたは一体何者なの?

僕等の上で はるかに高く
まるで空のダイヤモンド

きらきら光る 小さな星よ
あなたは一体何者なの?

“Twinkle“は「きらめく」「またたく」という意味で、星が瞬いている様子を表現しています。

“How I wonder what you are!”ですが、ここでの“How”は 疑問詞ではなく、感嘆詞として使われています。

“How”を使うことで「どんなに不思議に思っているか」を強調しています。

“Up above the world”は直訳だと「世界の上の方」となり、つまり「僕らのはるか上空で」という意味です。

日本語と違って「まるで空のダイヤモンド」と例えているのが面白いですよね。

When the blazing sun is gone
When he nothing shines upon

Then you show your little light
Twinkle, twinkle, all the night

When the blazing sun is gone
When he nothing shines upon

燃える太陽が沈んで
すっかり暗くなった頃

あなたの小さな明かりが見える
きらきら光る 一晩中

燃える太陽が沈んで
すっかり暗くなった頃

“Blazing”「燃え盛る」「まばゆい」という意味で、”sun”を修飾しているので「燃える太陽」となります。

“When he nothing shines upon”ですが、ここでの”he”は「sun(太陽)」を表現しています。

「he(太陽)」が「nothing shines upon(何も照らさない)」という状態なので、「暗くなった」ということですね。

“Then you show your little light”の”you”は「星」を指しているので、「星は星の小さい光を見せる」つまり「星が小さく照らす」となります。

太陽が沈んで夜になると星が輝く様子が描かれています。

Then the traveler in the dark
Thanks you for your tiny spark

He could not see which way to go
If you did not twinkle so

Then the traveler in the dark
Thanks you for your tiny spark

暗闇で旅人は感謝する
あなたの小さな輝きに

あなたの光無しでは
どちらに進めばいいか
旅人は分からなかったでしょう

暗闇で旅人は感謝する
あなたの小さな輝きに

“Thanks you for your tiny spark” は、1つ前にでてくる”traveller”が主語なので、「旅人が星の光に感謝している様子」を表しています。

“which way to go”は「どこに行けばいいか」という意味です。

「もし星の輝きがなかったら、旅人はどっちに行けばいいかわからなかった」という仮定の話をしています。

旅人が暗闇の中で星の光に感謝している情景が表現されています。

In the dark blue sky you keep
And often thro’ my curtains peep

For you never shut your eye
Till the sun is in the sky

In the dark blue sky you keep
And often thro’ my curtains peep

あなたは夜空にとどまり
カーテン越しに覗いてくる

あなたは決して目を閉じない
太陽が空に昇るまで

あなたは夜空にとどまり
カーテン越しに覗いてくる

“In the dark blue sky”は「暗い青空の中で」、つまり「夜空」です。

真っ暗よりもうっすら青白く光っている空のことです。

“Thro’” “Through”の短縮形で「~を通して」、“Peep”は「覗く」という意味なので、「カーテン越しに覗いている」ということですね。

“you never shut your eye”の”you”は「星」を指しているので、「星は決して目を閉じない」つまり「星は太陽が昇るまでずっと輝いている」ということが表現されています。

星は決して目を閉じず、太陽が昇るまでずっと輝いていることが表現されています。

‘Tis your bright and tiny spark
Lights the trav’ller in the dark

Tho’ I know not what you are
Twinkle, twinkle, little star

‘Tis your bright and tiny spark
Lights the trav’ller in the dark

あなたの明るく小さな輝きが
暗闇の旅人を照らしてる

だけど私は知らない
あなたが一体何者なのかを
きらきら光る 小さな星よ

あなたの明るく小さな輝きが
暗闇の旅人を照らしてる

短縮形がいくつかでてきているのでまとめて紹介します。

  • “‘Tis”: 「It is」の短縮形
  • “Trav’ller”:「Traveller」の短縮形
  • “Tho’”: 「Though」の短縮形

“Tho’ I know not what you are”の文に出てくる”know not”は古風な言い回しで、現代英語では”do not know”が一般的です。

星の輝きが旅人を照らし、星が何者であるか分からなくてもその輝きに感謝する様子が描かれています。

補足

きらきら星の原曲はフランスの民謡で、タイトルは「Ah! Vous dirais-je, Maman」です。

日本語では「ああ、話したいのママ」「あのね、ママ聞いてよ」などと訳されます。

原曲は娘が母親に悩みを打ち明けるというストーリーのようです。

イギリスにこの歌が渡った時に、替え歌として英語の『Twinkle, Twinkle, Little Star』が生まれたとされています。

『星に願いを』(When You Wish upon a Star)

日本語歌詞

輝く星に心の夢を
祈ればいつか叶うでしょう
きらきら星は不思議な力
あなたの夢を満たすでしょう

人は誰もひとり
哀しい夜を過ごしてる

星に祈れば淋しい日々を
光り照らしてくれるでしょう

英語歌詞+解説

When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you

星に願いをかけるとき
あなたが誰かなんて関係ない
心の底から願えば
何でもきっと叶う

“wish upon a star”は決まり文句で、「星に願い事をする」という意味です。

“wish upon”は決まったフレーズなので”upon”は省略できません。

“Makes no difference who you are”の文について、この”make”は「~にする」という使役動詞です。

目的語”no difference”と従属節”who you are”で構成されており、直訳だと「誰であるかを関係なくさせる」となります。

つまり、「誰であるかは関係ない」ということですね。

“Desires”:は「欲する」「望む」という意味なので、“Anything your heart desires”は「心から望むものはなんでも」ということですね。

If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do

もしあなたの心が夢の中にあれば
どんな願いも 願い過ぎなんてない
あなたが星に願う時
夢見る者がそうするように

“No request is too extreme”は主語 “no request”(~というリクエストは無い)と “too extreme”(過度だ) なので、直訳だと「過度なリクエストはない」となります。

どんなリクエストも過度(やりすぎ)ではない」ということですね。

“As dreamers do”の”as”は「~のように」という接続詞で、「”dreamers”(夢見る人)が”do”(する)ように」となります。

Fate is kind
She brings to those to love
The sweet fulfillment of
Their secret longing

運命は優しい
愛すべき人々の
密かな願いを
優しく叶えてくれる

“She brings to those who love”:ここでの”She”は「運命」を指します。

関係代名詞節「who love」は「those」を修飾しているので、「愛する人々」という意味ですね。

後の文に続いているので、ここまでの訳は「彼女(運命)は愛する者たちに~をもたらす」となります。

“Longing”は名詞で「切望」「憧れ」という意味なので、”Their secret longing”は「彼らの秘密の願い」です。

前後しますが、その前の“The sweet fulfillment of”は直訳だと「~の甘美な成就」、つまり「かなえてくれる」ことを指しています。

Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dreams come true

それは青天の霹靂(へきれき)
運命は歩み寄り あなたの心を見通す
あなたが星に願う時
夢はきっと叶う

“Blue”はここでは「青空」という意味で使われていて、“out of the blue”で「青空から突然に」という比喩的な表現です。

“steps in”は直訳すると「一歩踏み入れる」ですが、実際は「介入する」「関与する」「助けに入る」などの意味で使われることが多いです。

ここでも「助けに入る」という意味で使われていて、“Fate steps in”で「運命は歩み寄り」と訳しました。

“dreams come true”は知っている人も多いと思いますが、「夢が実現する」という定番の表現です。

補足

『星に願いを』は、1940年のディズニー映画「ピノキオ」主題歌です。

映画の冒頭で「物言うコオロギ」ジミニー・クリケット(Jiminy Cricket)が『星に願いを』を歌います。

映画のストーリーにもあるように、最終的に登場人物の願いが叶う奇跡が起きます。

ピノキオは素晴らしい作品なのでぜひ見てみてください。

まとめ:童謡で英語学習もできる!

いかがでしたでしょうか?

今回は『きらきら星』『星に願いを』を解説しました。

日本語歌詞とだいぶ違うことにびっくりですよね。

私は知り合いからこの本をもらい、そこから童謡の英語歌詞を知ってもっと調べてみたいと思いました。

身近な童謡の英語歌詞や背景を調べてみるとおもしろいのでぜひおすすめです。

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