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この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回は序章・第一幕「風を捕まえる異邦人」のパート9のリサのクエスト「本の中の静電気」です。
前回のパートはこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact Wikiを参考にしています。
目次 非表示
神殿に入る前の会話
things other than~:~以外のこと
What kind of things does a librarian do?
Lisa: Good question.
Lisa: Basically, things other than that which require brawn… or brains.
Paimon: So… what does that leave?
図書館司書の仕事は?
リサ: あら、いい質問ね。
リサ: 基本的に、肉体労働と頭脳労働以外のことかしら。
パイモン: それ以外になにがあるんだ!
図書館司書ってどういうことをしているの?
リサ: いい質問だ。
リサ: 基本的に、腕力と頭が必要なこと以外のこと。
パイモン: じゃあ…ほかに何が残ってるんだ?
“things other than”=「~以外のこと」
文中に用いる”other than”で「~以外の」という用法を知っている人は多いと思いますが、このように名詞だけ言うときにも使えます。
ここでは主人公が「司書ってどんな仕事しているの?」という質問に対してリサが「頭と体を使うこと以外ね」とジョークを言っています。
神殿に入って探索する
give it a go:試しにやってみる
(Approach Lisa in the temple)
Lisa: I guess I could give this a go.
(神殿でリサに近づく)
リサ: わたくしも少し本気を出そうかしら。
リサ: わたしも試しにやってみようかな。
“give it a go”=「試しにやってみる」
主にイギリスで使われるカジュアルな英語表現です。
ほかにも「試しにやってみる」という表現は、以下のように言いまわせます。
- give it a shot
- give it a try
- give it a whirl
ちなみに、以前のシーンでアンバーも「give it a whirl」と言っていましたね。
【原神で英語を勉強しよう!】風を捕まえる異邦人#3|魔神任務I knew it:やっぱり
(Walk further into the temple)
Lisa: I knew it. There is a strong elemental energy coming from deep within this temple.
Lisa: Paimon, are you able to float across?
Paimon: Can’t do much even if she does.
Lisa: Good point. We’d better start looking for a way to get up there then.
(さらに歩いて神殿へ)
リサ: やっぱり、この神殿の奥から…非常に強い元素反応を感じるわ。
リサ: パイモンちゃん、そこには行ける?
パイモン: 行ってもなにもできないぞ。
リサ: それもそうね。では、道を探しましょうか。
(神殿の中へさらに歩く)
リサ: やっぱり、この神殿の奥深くから非常に強い元素反応がある。
リサ: パイモン、飛んで向こうに渡れる?
パイモン: もししたとしても、あんまりできない。
リサ: いい指摘だね。それじゃあ上に上がる方法を探したほうがよさそうだね。
“I knew it”=「やっぱり」
「私はそれを知っていた」という訳ではなく、「やっぱり」という訳になります。
意味的には似ていますが、ニュアンスが異なるので気を付けましょう。
ちなみに、「知っていた」と言いたい場合は“I knew that”となります。
リサは神殿に入る前から「元素反応を感じる」と言っていて、その反応が神殿に入ってから強くなったので「やっぱり」と言っているわけですね。
No wonder:なるほど
(Enter the next room)
Lisa: It’s an Electro Monument.
Lisa: No wonder. Let me try to activate it with a bit of Electro power. Stand back, sweeties.
(次の部屋に入る)
リサ: なるほど、「雷元素の石碑」ね。
リサ: 雷の力で起動させてみるわ、足元に注意してね。
(次の部屋に入る)
リサ: 「雷元素の石碑」ね。
リサ: なるほど、少しの雷の力で起動させてみる。さがってて、かわい子ちゃん。
“No wonder”=「なるほど」「どうりで」
“No wander”の後に文を続けて、「~なのは当然だ」とあらわすこともできます。
例:No wonder that she did not know.
彼女が知らなかったは当然だ
リサが「雷元素の石碑」をみつけて、機構を起動させるにはどうすればいいかわかったので、「なるほどね」と言っているシーンです。
get someone covered:~について対処している
(After defeating the opponents in both rooms)
Lisa: When it comes to Wet enemies, I’ve got them covered.
(両方の部屋で敵を倒した後)
リサ: 水に濡れた敵に対して、お姉さんはすごいのよ。
(両方の部屋で敵を倒した後)
リサ: 水に濡れた敵について、私は彼らを対処できるわ。
“get someone covered”=「~について対処している」
“get someone covered”や”get it covered”で「~についてカバーしている」つまり「すべきことは全部対処してある」といニュアンスになります。
例:I’ve got you covered.
あなたをサポートするよ。
例:I’ve got that covered.
手配済です。
リサは雷を扱うキャラクターなので、水に濡れた敵に対しては強いんですよね。
set off:発生する
(After defeating the opponents)
Lisa: Chain lightning can be set off between Electro-Charged opponents.
(相手を倒した後)
リサ: 感電した敵の間には連鎖ダメージが発生するわ。
(相手を倒した後)
リサ: 連鎖ダメージは感電した敵の間に発生する。
“set off”=「発生する」
“set off”は多くの場合、「出発する」という意味で使用されますが、他にもさまざまな意味があります。
- 発生する
- 引き起こす
- 作動する
いずれも”set”「設置されたもの」から”off”「離れる」というイメージで、何かが始まるというニュアンスです。
ここではダメージが「発生する」という意味でつかわれています。
love at first sight:一目惚れ
Lisa: The electrical discharge caused by friction is only a little less shocking than love at first sight.
リサ: 摩擦で生じた雷の火花は、落ちるような恋ほどの衝撃ではないけれどね。
リサ: 摩擦による放電は、一目惚れよりショックが小さいぐらい。
“love at first sight”=「一目惚れ」
“at first sight”「最初に見たとき」の”love”「恋」なので、「一目惚れ」という意味ですね。
単語の意味を知っていれば初見でもなんとなく予想できそうですが、おしゃれな言い回しなので紹介しました。
more or less:多少
(After crossing the moving platforms)
Lisa: What… You’ve never seen a Vision? Just where exactly are you from…?
Lisa: Are you a hilichurl with some level of reasonable intelligence?
Lisa: No, I doubt it. After all, hilichurls aren’t exactly known for their smarts.
Lisa: And you, you’d more or less qualify to be a magister’s apprentice.
(動くプラットホームを越えた後)
リサ: 「神の目」も知らないなんて、あなた一体どこから…
リサ: 突然変異で知力が高くなったヒルチャールかしら?
リサ: …ヒルチャールは吟遊詩人にもなれないほど、知能の低い怪物だもの。
リサ: 逆にあなたは、魔術師にもなれるほど素質をも持ったいい子よ。
リサ: え…神の目を見たことがないの?いったいあなたはどこから来たの…?
リサ: あなたはある程度の知能を持ったヒリチュアルなの?
リサ: いいえ、そんなはずない。結局、ヒリチュアルたちは賢くないことで知られているし。
リサ: そしてあなたは魔法師の弟子になる資格が多少なりあるし。
“more or less”=「多少」「多かれ少なかれ」
「より多いく、もしくはより少なく」⇒「多かれ少なかれ」という意味です。
このほかに、数値の後ろにつけて「およそ…」という意味もあります。
例:It’s an hour, more or less.
約1時間です。
原神の世界では、元素の力を使うには「神の目」が必要ですが、主人公は見たこともないということにリサが驚いています。
「神の目」を持っていないのに元素を使えることは、前回でてきたガイアも驚いていましたね。
【原神で英語を勉強しよう!】風を捕まえる異邦人#7|魔神任務fired up:気合が入る
(Approach Stormterror’s crystal)
Lisa: Break it and we can head home and relax.
Lisa: The thought of putting my feet up and relaxing has me all fired up!
(風龍結晶に接近)
リサ: これを壊せば、帰って休めるわよね。
リサ: 休めると思ったら、俄然やる気が湧いてきたわ…
リサ: 壊したら家に帰ってくつろげる。
リサ: 足を上げてくつろげると思うと気合が入るわ!
“fired up”=「気合が入る」
直訳では「燃えている」「興奮している」となり、それでも意味は伝わりますが、「気合が入る」と訳したほうがわかりやすいです。
“The thought of putting my feet up and relaxing”「足を上げてくつろげることの考え」が”has me all fired up!”「私に気合を入れさせる」
つまり、「足を上げてくつろげることを考えると気合が入る」となります。
こういう「~が自分を~にさせる」という表現が英語圏にはとても多いのですが、日本語にはない表現なのでとても難しいですよね…。
go to such lengths:そこまでする
Lisa: Though most in Mondstadt seem to have forgotten that in all this “Stormterror” business.
Lisa: So now you know why Dvalin is only able to channel three of the Four Winds’ power.
Lisa: Because it has been consuming itself from the beginning.
Why would it go to such lengths?
リサ: 人々に風魔龍と呼ばれる前、彼は「四風守護」の中の「東風の龍(トワリン)」だった。
リサ: 四方の風の力中で、トワリンがそのうち三つの力しか使えない原因がこれよ。
リサ: 彼は、初めに「自身の力」を燃やし尽くしてしまったからね。
彼はどうしてそこまで?
リサ: モンドのみんなはこの風魔龍の件を忘れているようだけどね。
リサ: それじゃあ、なぜドバリンが4つの風の力のうち三つだけしか伝えられないのか分かったと思う。
リサ: なぜなら、始めから自分で消費しているから。
なぜそこまでする?
“go to such lengths”=「そこまでする」
“length”は「長さ、距離」という意味があるので、”such lengths” 「そのような(長い)距離」となります。
これは、「途方もない距離を歩んで来た」=「(それを実現させるためには)多大な労苦があった」となります。
そこに、”go to”がつくので、「多大な苦労があるところに行く」となります。
これを日本語っぽく訳すと、「そこまでする」となるわけですね。
トワリンはモンドを憎むあまり、「四風守護」の一人であった自分の力を使い切りました。
なぜモンドを憎んでいたかは、クエストでもらう「森の風拾遺集・龍の書」に記載されています。
原神の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Chain lightning | 連鎖ダメージ | 直訳では「雷の連鎖」 原神では連鎖的な元素反応を起こすことで、ダメージを与えることができる。 ここでは水と雷の元素反応で連鎖ダメージを与えることを指す。 |
Electro-Charged | 感電した | 敵が感電すると雷元素ダメージを持続的に与える。 周囲の濡れた敵1体に放電する効果も持つ。 |
Stormterror’s crystal | 風龍結晶 | Stormterror=風魔龍(トワリン) |
まとめ
今回は魔神任務の“序章・第一幕「風を捕まえる異邦人」のパート9のリサのクエスト「本の中の静電気」“のフレーズを解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多かったり、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習にすごくおすすめです。
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ
みなさまもゲームで英語学習をしてみてはいかがでしょうか。