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この記事はストーリーのネタバレを含みます。
この記事では、フルボイスのストーリークエスト「魔神任務」を英語でプレイしていて気になった・勉強になった英語フレーズを紹介してます。
今回はフォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート3「すべてが水に還る時」です。
前回の解説はこちら↓
スクリプトと公式日本語訳はGenshin Impact WikiとHoney Impactを参考にしています。
「本拠地」の奥で手がかりを探す
matter-of-fact:淡々とした
How can someone write something that terrible in such a matter-of-fact tone!?
こんな冷たい書き方で、こんな怖いことを書くやつがいるなんて信じられないぞ!
直訳:どうしてあんなにひどいことを淡々とした口調で書けるんだ!?
“matter-of-fact“は「事実に即した」とか「淡々とした」という意味です。
ここでは”matter-of-fact tone“となっているので、「淡々とした口調」ということですね。
怖いことが淡々とした口調で綴られているので、日本語訳では「冷たい書き方」と表記されているのも納得です。
パイモンと旅人が本拠地に潜入し、「少女失踪事件」の手がかりを見つけます。
ここには原始胎海を使って少女で実験している記録がありました。
go through with:成し遂げる
Mhm… hmm… Yep, it’s about finding someone to assassinate Jacques and Callas, because of a lack of confidence that Jacques himself would go through with it…
なになに…うん、確かにおまえの言ったとおりだな。ジャックとカーレスを誰かに殺させようとしてる。ジャックが任務を遂行するとは思えないからって。
直訳:うーん…んー… ジャックとカーレスを暗殺する人物を見つけることなんだけど、ジャック自身がそれをやり遂げる自信がなかったから…。
“go through”は「目を通す」や「確認する」という意味でビジネスシーンで多く使われます。
“with”をつけて“go through with”となると「~を成し遂げる」という意味となり、「accomplish」と同義語になります。
本拠地を調べていると、ジャックとカーレスを何者かに殺させるような記録がありました。
upper hand:優勢
“The old dog’s a real menace to deal with. Even if he abides by the promise he’s made to us, he will still have the upper hand.”
「あの老犬はどこまでも手ごわいやつだ。仮にやつが本当に約束を守ったとしても、主導権はまだやつの手にある。」
直訳:老犬の相手は本当に脅威だ。たとえ彼が我々との約束を守ったとしても、彼が優位に立つだろう。
“upper hand”は「支配、優勢」などという意味で、”have the upper hand”で、「相手をコントロールできる立場にいる」というニュアンスになります。
なぜこのような表現になったかは所説ありますが、”hand”には「勢力」「影響力」という意味があり、ここから「より上の勢力を得る」→「有利な立場になる」という説が個人的には納得いっています。
犯人からしたら、カーレスは優位に立たれている目の上のたんこぶみたいな存在だったようです。
パイモンと一緒に入手した手がかりを分析する
spot on:まさにその通り、大正解
We’ve looked at almost everything here, and it seems like our theories were spot on! But…
証拠としての価値がありそうなものは一通り見れたな。事件の真相は、オイラたちが推理してたのとかなり近いみたいだけど…
直訳:私たちはここでほとんどすべてを見てきたし、私たちの理論はその通りだったようだ!しかし…
“spot on”は特定の地点・場所を示す”Spot”と、点で接触するイメージの”on”が合わさった表現で、「まさにその通り!ぴったり!」という意味なります。
“spot on” = “exactly correct”, “accurate”のように言い換えることができます。
敵の本拠地に潜入していろいろと手がかりを調べたところ、どうやらこれまでの予想が的中したみたいですね。
to do with:~と関係している
No wonder even Neuvillette wasn’t able to find anything… Whoever it is probably destroyed everything to do with that name a long time ago…
どうりでヌヴィレットも調べられなかったわけだ。黒幕はきっと、ヴァシェの身分に関連するものを全部消したんだろうな…
直訳:どうりでヌヴィレットでさえ何も見つけられなかったわけだ…。それが誰であれ、おそらくその名前に関係するものはずっと前にすべて破棄してしまったのだろう…。
“to do with”は「~と関係している」という意味です。
“A has something to do with B” →「AはBと関係がある」という表現で覚えている方も多いのではないでしょうか。
いろいろと事件の手がかりを見つけた旅人とパイモンですが、「ヴァシェ」が何者かについては記録が全く残っていないそうです。
「ヴァシェ」に関連する手がかりを探す
cross out:線を引いて消す
So many… A whole page’s worth! But they’re all crossed out. Was she unhappy with all of them?
たしかに名前がいっぱい書いてあるな。一ページ丸々埋まってるぞ。しかも、全部消されてるし…どれも満足できなかったってことか?
直訳:こんなにたくさん… ページ分もある!でも全部消されてる。全部に不満があったのか?
日本では(男・女)のような選択肢から選ぶ場合、どちらか当てはまる方にマルをつける人ことが多いですが、海外では当てはまらないものを横線で消す(例:男・女)というパターンもよくあります。
“cross out”は書いてある文や文字に「線を引いて消す」「バツ(X)で消す」という意味を表します。(こんな感じです。)
間違いがある時や訂正が必要な時などに使うイメージで、”delete”に近い意味合いがあります。
“delete”と違うところはその情報が残っているところで、消したことが分かるような状態です。
ヴァシェの恋人であるヴェニールの日記にはいろんな名前が書いてあるみたいですが、どれも線で消されているようです。
原神特有の英単語
今回のストーリークエストの範囲で原神特有の単語を紹介します
※英語表記と日本語表記が対になっていない場合もあります(単純な英訳<->日本語訳ではないことがあります)
英語表記 | 日本語表記 | 補足 |
---|---|---|
Vacher | ヴァシェ | 「連続少女失踪事件」に関わる本拠地で実験をやっていた人物 |
Vigneire | ヴェニール | ヴァシェの恋人とされる人物 |
まとめ
魔神任務フォンテーヌ編の「ゆえなく煙る霧雨のように」パート3「すべてが水に還る時」を解説しました。
私はオープンワールドのアクションゲーム『原神』を英語でプレイして英語学習をしています。
原神はキャラクターがフルボイスのシーンが多く、テキストも大きく表示してくれるので、英語学習におすすめです!
『原神』で英語を勉強しよう!|ゲーム×英語学習のすすめ