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子どもに英会話を習わせたいと考えている方、もしくは現在習わせているという方で、オンライン英会話を検討している方は多いのではないでしょうか。
オンライン英会話は、「安い」「家でもレッスンができる」などメリットが沢山あります。
一方で、「子供にオンライン英会話は効果が無い」という声もちらほら聞きます。
- 数年続けたけど、あまり効果が感じられなかった
- 年齢や目的に合った使い方をしないと意味がない
こんなことを聞いた人も多いのではないでしょうか。
私自身オンラインレッスンをほぼ毎日受けていますが、子供と大人とでは学習のやり方や取り組み方が異なります。
今回は「子供にオンライン英会話は効果があるのか」「オンライン英会話で得られる効果・得られない効果」について解説します。
なお、オンライン英会話自体のメリットを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。↓
- 子どもにオンライン英会話は効果があるのか
- オンライン英会話を習わせて得られる効果・期待できない効果
- 子どものオンライン英会話をより有効活用する方法
オンライン英会話は英語学習として効果はあるが、部分的なもの
はじめに、子どもの英語学習にオンライン英会話が効果があるかというと、部分的には効果があります。
ただし、オンライン英会話だけでは十分な英語力がつきません。
オンライン英会話はあくまで「英語への抵抗を無くすため」として使うようにし、興味が出てきたら年齢や目的に合わせて勉強していくのが良いと思います。
- 赤ちゃん・未就学時期…英語の歌や英語の絵本で英語に触れる機会を増やす
- 小学生…正しい文法を身に付けたり、ボキャブラリーを増やす必要があるので、座学もやる
- 中学生以降…海外留学や資格取得など、目的に合わせて勉強の質を変える
“英語の学習”という観点では、オンライン英会話はあくまで「導入に最適なツール」ですね。
子どもにオンライン英会話を習わせて得られる効果
では、オンライン英会話では英語力はつかないのでしょうか?
もちろん英語力もつきますが、子供のうちから英語を習わせることで得られる効果は、英語力よりも子供の「マインド」が大きいです。
なお、大人でも英語を勉強することで英語力以外の力も身に付きます。
こちらの記事でAIを引き合いにして英語学習の意味を考察しているので、気になる方はご覧ください。
英語学習はもう意味がない?AIや自動翻訳機能は外国人とのコミュニケーションにとって代わるのか英語に対して苦手意識が無くなる
子供のうちから英語に触れると、英語を話すことを嫌がらなかったり、緊張しなくなりします。
大人になってから英語を喋ろうとするとなかなか喋れないですよね。
文法や単語を間違うことを恐れてしまい、苦手意識からくる自信の無さから、言える意見も言えなくなってしまいます。
英語に抵抗が無いというだけで、英語を習得するスピードは格段にあがります。
人とコミュニケーションすることが好きになる
オンライン英会話はいろんな先生といろんなトピックについて話すので、人との交流が好きになります。
人との会話が好きになると、友人も作りやすいですし、人とのつながりを大切にしてくれるかもしれません。
コミュ力はどこへ行っても必要ですよね!
異文化や考え方を学べる
自然と自分で考えて自分の意見を持つようになり、それを言語化することがうまくなります。
英語圏では「自分の意見を持つこと」がとても重要です。
オンライン英会話はいろんな教材がありますが、「あなたはどう思いますか?」という設問が所々に散りばめられています。
リスニング力がつく
子どもへの効果はマインドが大きいと言いましたが、ちゃんと英語力にも効果があります。
オンライン英会話なので、スピーキングとリスニングがメインになりますが、特にリスニング力がのびます。
リスニングは先生の言っていることを理解することのみなので、そこまでハードルは低くありません。
スピーキングについては、「文法」「単語」「自分の考えをまとめる能力」など様々な力が複合的に必要になるので時間がかかります。
オンライン英会話では伸びない能力3選
一方で、オンライン英会話ではあまり効果が期待できないものもあります。
子どもにやらせる前に「思っていたのと違った!」とならないように、これらの効果はあまり期待しすぎないようにしましょう。
正しい文法の理解
オンライン英会話は「会話することが目的」なので、文法が合っていなくても伝わればOKです。
しかし、それではいつまでたっても正しい文法で英語を喋ろうとせず、英語力は向上しません。
「文法」はある程度机に向かって勉強する時間が必要ですが、「会話」できているなら吸収は早いでしょう。
ライティング力
オンライン英会話では文字を入力しないので、ライティングが必要な場合は別途勉強する必要があります。
最近では文字を書くことも少なくなり、将来は完全に手書きが無くなるかもしれませんね。
手書きじゃないにしても、PC上などで文章を作ることはあると思います。
そういう時に正しいスペルや文章を書かないと、言いたいことが伝わらないですよね。
語彙力
レッスンのテーマによっては単語も学習しますが、オンライン英会話では語彙力を強化するには不十分です。
英会話力を向上するためには「語彙力」と「文章力」の2つが欠かせないので、単語のインプットは大切です。
資格取得を目指すなど、必要になった際にまとめて覚えるのが良いと思います。
オンライン英会話をより有効活用するには
オンライン英会話でも英語力の向上はある程度期待できますが、さらに効果がでるやり方を紹介します。
英語学習の目標を持つ
勉強するのは子どもなので、本人にやる気がなければ効果は期待できません。
子どもの頃ピアノを習わせてもらっていましたが、あまり興味がなかったので何も身に付きませんでした。笑
なぜ英語を学習しているのか、これからどうしたいのかという目標をちゃんと持つようにしましょう。
年齢や興味、目的、性格に合ったオンライン英会話を選ぶ
オンライン英会話は1つのレッスンやスクールをずっと継続するのではなく、年齢や英語力のステージで臨機応変に変えていきましょう。
赤ちゃん・未就学時期…英語を喋るのが楽しい!人と話すのが楽しい!と思ってくれるようなレッスンを選ぶ
小学生以降…資格取得に向けて、文法やボキャブラリーを増やすレッスンを取り入れてみる
レッスン内容を予習・復習する
レッスン以外の時間で予習と復習をすると学習効率が上がります。
予習でレッスン内容をある程度理解しておけば、内容ではなく会話に集中でき、レッスン後の復習では、間違いを直したりすることで、学習の成果を感じやすくなります。
レッスンは毎日受ける
これは子供に限った話ではありませんが、レッスンは習慣にし、できれば毎日受けましょう。
また、もし月4回のレッスンとしている場合でも、4回を1週間でやるというようなやり方はせず、1週間に一回という定期的に受けるやり方にしましょう。
レッスンの間があいてしまうと、内容を忘れてしまったり、モチベーションが下がってしまいます。
家族のサポート
予習や復習をしているか、レッスンに不満はないか、レッスン内容はどうだったかなどを家族がサポートしてあげましょう。
人に教えると自分の理解も深まりますよね。
インプットも並行する
冒頭でもお伝えしたように、オンライン英会話のレッスンだけでは、十分な英語力を身に着けることはできません。
目標が「先生と楽しく会話する」であれば、オンライン英会話レッスンで問題ありません。
しかし、
- 受験で英語を強みにさせたい
- 資格を取って就職に困らないようにさせたい
- 留学させたい
- ビジネスに活用したい
このような目標があるのであれば、4技能をしっかり身につけることが必須になります。
そのためにはライティングや文法、語彙力の勉強は欠かせません。
成果を急がず、楽しむ
最後に、成果を求めすぎず、まずは楽しむことを目標にしてください。
英語学習者ならわかると思いますが、語学の習得は一朝一夕でできるものではありません。
そのため、「子どもの吸収は早いから数か月でペラペラになる」というような思い込みはせず、数年単位で見守ってあげてください。
英語を勉強したことない親御さんは、この機会に一緒にはじめてみてはいかがでしょうか。
語学勉強の大変さを知ると思います。笑
まとめ:オンライン英会話は効果ある!ただし、あくまでサポートツールと理解しよう
いかがでしたでしょうか。
子どもにオンライン英会話は主に「英語でのコミュニケーションを楽しむ」「リスニング」に効果があります。
一方で、十分な英語力を身に着けるためには、
- 家族のサポート
- オンライン英会話以外での学習
などが必要になります。
特に、両親と一緒にやる英語学習はとても楽しいので、是非検討してみてください。